イシヅカ ヒロユキ   ISHIZUKA Hiroyuki
  石塚 浩之
   所属   広島修道大学  人文学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2009/11
形態種別 学術論文
査読 査読有り
標題 発話理解における事象構造と視点
執筆形態 単著
掲載誌名 神戸外大論叢
掲載区分国内
出版社・発行元 神戸市外国語大学
巻・号・頁 (60),81-103頁
頁数 23
概要 英日同時通訳記録のST(起点テクスト)およびTT(目標テクスト)の間に観察される差異から、STの理解に際し通訳者の構築する非言語的概念について考察した。本研究では、特に事象参与者の意味役割に関し、STとTTで異なった表現がなされている例に注目し、これをメンタルモデル(Johnson-Laird 1983)とそこに導入された視点によって説明した。この分析により、通訳者の構築する概念の非言語的性格を実証し、この概念には訳出箇所に対応する情報のみではなく、より広い範囲のディスコースの情報が集約されていることを明らかにし、さらにこうした非言語的意味表示に導入された視点の一貫性がTTの産出に貢献していることを確認した。