イシヅカ ヒロユキ
ISHIZUKA Hiroyuki 石塚 浩之 所属 広島修道大学 人文学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | 通訳プロセスを踏まえたリプロダクションの指導法‐分割・タグ付け・作動記憶‐ |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 英語教育研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 関西英語教育学会 |
巻・号・頁 | (43),37-55頁 |
頁数 | 19 |
概要 | 本稿は、通訳訓練の語学教育への応用に関する理論的提案である。特に通訳の基礎訓練とし用いられるリプロダクションに焦点を当て、これを第二言語教育へ応用するための理論的整備と指導方法の具体化を目的とする。通訳訓練の語学教育への応用例としては、シャドーイングに関する研究は進められており実践も広がっている。しかし、その他の訓練法については、理論的整備はこれからの課題である。そのため、明確な訓練目的を持った体系的指導は確立されておらず、現場での指導は個々の指導者の経験と力量に委ねられているのが実情である。本稿では、通訳の基礎訓練としてのリプロダクションを取り上げ、認知心理学、通訳プロセス研究の視点から、作動記憶の制約および非言語的な概念表示の働きを考慮し、無理なく学習者の活動を促す指導法を提案する。さらに、教育現場でのリプロダクション導入について、基本的な指導方法と具体的な在り方を提案し、第二言語習得における母語の役割と活用について新たな視点を示す。 |