イシヅカ ヒロユキ
ISHIZUKA Hiroyuki 石塚 浩之 所属 広島修道大学 人文学部 職種 教授 |
|
言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2013/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | Conceptual processing in English-Japanese simultaneous interpreting |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 博士論文 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 神戸市外国語大学 |
巻・号・頁 | pp.1-252 |
頁数 | 252 |
概要 | 本研究は、オンラインのディスコース処理における通訳者の認知活動の明示化を目指すものであり、通訳理論の根幹と見なされながら学術的研究成果の乏しい分野において実証的分析例を提供するものである。分析には実際の同時通訳記録を使用し、起点テクストと目標テクストの間に見られる表面的差異を手がかりとし、ディスコース処理における概念構築の諸側面を論じる。表示装置としてはのCC(Conceptual Complexes)(船山e.g.2005,2007)を採用する。全編にわたり、CCの斬新的展開、CCの資源である言語情報および非言語情報の具体化、CCの内実の非言語的性質に関し、豊富な記述例を提供する。第Ⅲ部では、同時通訳記録に含まれる言語的特長を網羅的に取り上げ、通訳者の訳出を支えるオンラインの認知活動を跡付けた。またこの分析を通して通訳者による事象の把握に注目し、追加表現の訳出、繰り返し、予測、非直訳的訳出など、従来の通訳研究では個別にしか扱われてこなかった諸現象の生成を統一的に論じた。 |