ミヤザキ ヤスコ
MIYAZAKI Yasuko 宮崎 康子 所属 広島修道大学 人文学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 矢野智司・井谷信彦編『教育の世界が開かれるとき――何が教育学的思考を発動させるのか』 |
執筆形態 | 分担 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 世織書房 |
巻・号・頁 | 327-353頁 |
担当範囲 | 第13章 バタイユからデューイを読む――生命論としてのexperience概念とcommunication概念 |
著者・共著者 | 矢野智司・井谷信彦編、宮崎康子・矢野智司・池田華子・山本一成・朝岡翔・中村育子・山内清郎・井谷信彦・辻敦子・岩井哲雄・秋田英康・広瀬悠三・藤井奈津子・森田裕之・森亘・門前斐紀 |
概要 | 第13章「バタイユからデューイを読む――生命論としてのexperience概念とcommunication概念」執筆
experience概念とcommunication概念は、教育思想の中心人物の一人であるデューイにおいても、教育哲学では2000年代以降になりその思想から教育について議論がなされるようになったものの、未だ主流には程遠い思想家バタイユにおいても、それぞれの文脈において大変重要な鍵概念である。しかし、「人間の生の全体性」を生涯考察したバタイユの思想を人間学としての視座に立って読むとき、「子どもから大人へと連続して生成していく人間の理論」としてのデューイの「生(life)」の思想とのあいだには、多くの共通点が見えてくる。それらの共通点は、ニーチェとベルグソンを経由した生命論として見立てて再読すると、とくに1930年代以降にそれぞれが展開したexperience概念およびcommunication概念の射程の深さに顕れていることを指摘した。 |