キムラ ヤスミ   KIMURA Yasumi
  木村 安美
   所属   広島修道大学  健康科学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2008/10
形態種別 学術論文
査読 査読有り
標題 思春期および妊娠期における母ラットの食餌制限が母体と子の発育に及ぼす影響
執筆形態 共著
掲載誌名 日本家政学会誌
掲載区分国内
巻・号・頁 59巻(10号),813-823頁
著者・共著者 木村安美、水上戴子
概要 女性の健康を考える上で、思春期は将来の妊娠、出産、授乳に備えた身体を形成する基礎作りの行われる重要な時期である。妊娠期、授乳期には母体の必要栄養素量に加えて、胎児の成長に必要な栄養摂取と母乳の産生のための栄養摂取が必要になる。そのような中で、日本では若い女性の間では必要以上のやせ願望があり、ダイエットと行う者が多い。本研究では若い女性がおかれている現状を踏まえ、思春期および妊娠期に食事制限を行った場合、母体と子の発育にどのような影響を及ぼすかについて、ラットを用いて検討を行った。その結果、思春期と妊娠期を通して食餌制限をすると、母体と子の発育への影響が顕著にみられた。思春期のみの食餌制限であっても、子への影響があることが明らかになった。結論として、思春期の栄養状態は将来の母親の健康維持、子供の発育にとって重要であることが示唆された。