ヤタベ ジュンジ
YATABE Junji 矢田部 順二 所属 広島修道大学 国際コミュニティ学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/02 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 「リスボン条約とチェコ共和国ーアイデンティティを問う契機としての歴史問題ー」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 修道法学 |
巻・号・頁 | 33(2),25−52頁 |
頁数 | 28 |
概要 | 日本国際政治学会2010年度研究大会(2010年10月)の部会報告でおこなった同タイトルの研究報告をもととし、加筆修正した。リスボン条約後の批准作業において、チェコ共和国ではクラウス大統領ら、性急な欧州統合への懐疑派が批准を先送りにする態度に出たが、この理由とされたのがズデーテン・ドイツ人追放問題をめぐって第二次大戦後に出されたベネシュ大統領令の存在であった。論文では歴史的背景を説明し、近年の動きを追った上で、この大統領令の有効性をめぐる議論が、左右両派の政治的駆け引き材料になってきたこと、その延長線上にリスボン条約批准問題があることを明らかにした。 |