ミズノ カズホ
MIZUNO Kazuho 水野 和穂 所属 広島修道大学 人文学部 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/02 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 「後期近代英語における単純形副詞と-ly副詞の交替」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『英語青年』(研究社) |
巻・号・頁 | 第153巻(第11号) |
概要 | 本稿では以下の例(1a,b)に見られる17-18世紀に強意語として頻繁に使用された単純形副詞(1.a)とそれに取って代った-ly副詞(1.b)について考察し、英語の標準化の一端をうかがうとともにその変化の要因について考察した。(1.a) …it blowing at this time excessive hard with heavy Squalls attended with rain,…(Cook 1768-71, Captain Cook's Journal [CLMET])(1.b) …as the nights were excessively cold, I was fain to wrap myself up in flannel,…(Smollett 1751, The Adventures of Peregrine Pickle [CLMET])17-18世紀に強意副詞として多用された単純形副詞であったが、-ly接辞の文法化の進行に伴い、次第に-ly副詞に取って代られた。規範文法の影響も加わり標準英語において,修飾語として単純形は形容詞、-ly形は副詞の傾向が強まったということが分かった。 |