ニッタ ユミコ   NITTA Yumiko
  新田 由美子
   所属   広島修道大学  健康科学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2017/07
形態種別 学術論文
査読 査読有り
標題 野生カキ(Crassostrea gigas)に濃縮される亜鉛(Zn)およびカドミウム(Cd)の測定•分析と環境評価
執筆形態 共著
掲載誌名 広島県獣医学会雑誌
掲載区分国内
出版社・発行元 公益財団法人 広島県獣医師会
巻・号・頁 32(1),81-85頁
頁数 4
担当範囲 全て
著者・共著者 新田由美子、三木由美子、原田俊英、石崎文子
概要 広島湾北部潮間帯の海底に固着棲息する野生カキのZnおよびCdの含有量を測定•解析し,ヒトを含む生体の環境衛生の観点で考察した.広島湾の太田川放水路河口草津(広島湾),倉敷湾の高梁川河口黒崎(倉敷湾),鹿児島湾の永田川河口谷山(鹿児島湾)の各地点で,野生カキと周囲の底質を,2014, 2015および2016年に採集した.カキ生身,カキ殻および底質のZnとCdをICP発光分析法で測定した①広島湾底質のZnとCdの濃度は188.0mg/kgと 0.53mg/kg であった.②3湾底質のZn,Cd濃度は有意に異なり,カキ生身および殻によるZn,Cd濃縮率は環境濃度が低いほど高かった.③カキ全体に濃縮されたZnのうち殻に含有された割合は,3湾とも一定の0.019±0.010であった.④広島湾の底質,カキ生身およびカキ殻のZn/Cd値は349.3,1635.0および71.6であった.
researchmap用URL http://www.hiro-vet.or.jp/