フナツ ヤスシ
FUNATSU Yasushi 船津 靖 所属 広島修道大学 国際コミュニティ学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/09 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 聖地エルサレムの地位と神殿の丘/聖域 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『修道法学』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 広島修道大学 |
巻・号・頁 | 43(1),109-136頁 |
頁数 | 28 |
概要 | 聖地エルサレムの法的地位は中東和平交渉における最大の対立点だ。イスラエルが1967年の第3次中東戦争で占領・併合したエルサレム旧市街の神殿の丘/聖域の主権と管理権がその焦点である。神殿の丘はバビロン捕囚で破壊されたユダヤ教第一神殿、その後再建され紀元1世紀の対ローマ戦争で破壊された第二神殿が建っていた丘である。聖域はその跡地に7世紀イスラーム教のアルアクサー・モスクと岩のドームが建設された場所だ。この同一の空間は主権の相互排他性の象徴で政治的、宗教的情念をかきたてる。双方が譲歩に合意できないのは、対立が継続することに価値や利益を見出す集団がイスラエル、パレスチナ双方に存在するからである。 |