キムラ ケイコ
KIMURA Keiko 木村 惠子 所属 広島修道大学 人文学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/09 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 大正期の広島高等師範学校附属小学校に於ける算術科 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 広島修大論集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 広島修道大学 |
巻・号・頁 | 62(1),41-57頁 |
頁数 | 17 |
著者・共著者 | 木村惠子 |
概要 | 大正期の広島高等師範学校教育研究会において生活算術の萌芽と発展を見ることができるのかを検討することが本論文の目的である。広島高等師範学校は大正新教育をけん引した学校であり,普通教育の振興のために理論研究と実践研究に取り組んでいた。広島高等師範学校教育研究会が発行した大正期の月刊誌『学校教育』を概観することによって,生活算術への示唆を3点得ることができた。第一に教育研究会は教育学,心理学,倫理学,哲学の研究を基本にした会である。この研究会の論理的な主張に実践的な主張が加わったものが『学校教育』である。理念的な主張t実践的な主張とが同時に記載されている。第二に算術関連の主張はほぼ毎月記載されており,教育研究会の算術科について主張と研究の進捗状況を知ることができる。第三に,大正13年以降,算術科の記事は倍増している。全国的に生活算術が盛んになった時期である。以上のことから,『学校教育』によって広島高等師範学校の生活算術を明らかにすることは可能である。これは同時に普通教育としての広島高等師範学校の数学科の有り様を知ることである。 |