オカニシ マサノリ
OKANISHI Masanori 岡西 政典 所属 広島修道大学 人間環境学部 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2021/09/02 |
発表テーマ | 現生・化石の研究から見えてきた相模湾産クモヒトデ類の自然史と環境指標生物としての応用の可能性 |
会議名 | 日本動物学会第92回米子大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | オンライン開催 |
発表者・共同発表者 | 岡西政典・三井翔太・Chen Chong・川端美千代・小森いづみ・幸塚久典 |
概要 | 相模湾から収集された現生種の標本715個体の標本を観察し,未記載種を含む17科33属75種を確認した.また,神奈川県横須賀市馬堀の横須賀層大津砂泥部層(第四紀更新世後期)にて調査を行い,大きさ数10 µm~数 mmの微小な骨片化石を得た.このうち最も化石の個数が多く,種まで同定されたアカハコクモヒトデStegophiura sladeniは現生においても相模湾の水深70~150 mの砂泥底より多量に採集できる種である.従って,これらの化石の産出は,横須賀層大津砂泥部層堆積当時の馬堀付近が砂泥地の広がる大陸棚の海底であったことを支持する証拠となる.
主催:日本動物学会 |