ハセガワ ナオヒロ
HASEGAWA Naohiro 長谷川 尚弘 所属 広島修道大学 人間環境学部 職種 助教 |
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発表年月日 | 2018/06/09 |
発表テーマ | カタマリムラボヤ(ホヤ綱マボヤ目シロボヤ科)の系統分類学的研究 |
会議名 | 日本動物分類学会第54会大会 |
主催者 | 本村浩之、上野大輔、山根正氣、佐藤正典、藤井琢磨、田中正敦、岩坪洸樹、田代郷国 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 鹿児島大学(鹿児島県鹿児島市) |
発表者・共同発表者 | 長谷川尚弘・柁原宏 |
概要 | ロシアのウリバンスキー湾をタイプ産地とするSyncarpa oviformis Redikorzev, 1913(和名なし)の後行異名であることが疑われていた北海道厚岸湾をタイプ産地とするS. composita (Tokioka, 1951) (カタマリムラボヤ)を再記載するとともにその系統的位置を推定した。カタマリムラボヤの分類学的地位を明らかにするために、シンタイプおよび新たに採集されたトポタイプとS. oviformisのホロタイプの形態を比較した。その結果、触手の数、異なる太さをもつ横走血管の種類の数、肛門葉の数に違いがみられたため、カタマリムラボヤはS. oviformisとは別種であるとみなされた。また、シロボヤ科内におけるSyncarpa属の系統的位置を18S rRNA(18S)およびチトクロームc酸化酵素サブユニットI(COI)遺伝子の部分配列に基づいて推定した。その結果、Syncarpa属はDendrodoa属の姉妹群であることが支持された。両属において生殖腺が体の右側だけに一つあることが知られている。したがって、この特徴は両属の共有派生形質であると考えられる。 |