ミヤウチ サキ
MIYAUCHI Saki 宮内 彩希 所属 広島修道大学 法学部 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2022/02/19 |
発表テーマ | 植民地期朝鮮における「事件」を通して見た巫俗人団体「崇神人組合」の活動実態 |
会議名 | 2022次世代日韓 研究者学術大会 |
主催者 | 日本国際交流基金ソウル文化センター・李煕健韓日交流財団 |
学会区分 | 国際学会 |
発表形式 | 口頭(招待・特別) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | オンライン |
発表者・共同発表者 | 宮内彩希 |
概要 | 本研究は、植民地朝鮮において巫俗団体として活動していた「崇神人組合」の活動実態を明らかにすることを目的としている。「崇神人組合」とは、朝鮮の民間信仰の最たるものである巫俗信仰(シャーマニズム)の司祭者とも称されるムーダン (무당)などを会員として設立された「類似宗教」 団体である。これまで、「崇神人組合」が設立されるに至った背景や朝鮮総督府との関連性、運営実態などについては、総督府関連史料などを活用し、一定程度研究成果を挙げることができた 。
しかし、「崇神人組合」やその会員、信者等の詳細な活動状況については、内部史料がほとんど存在しない(発見されていない)ために、史料上の限界があることも事実である。そこで、本発表では、「崇神人組合」の設立者や幹部、組合会員、信者が関わった様々な「事件」を手掛かりに、その活動実態に迫った。活用史料は、警察関係史料、事件報道を掲載した新聞記事、裁判関係史料を中心に、分析・検討を試みた。 |