ヨコタ クニヒロ
YOKOTA Kunihiro 横田 晋大 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 2023/09/07 |
発表テーマ | 多数派を過剰に模倣する方向は変わるのか? Eriksson & Coultas (2009) に従った多数派同調バイアスの実験的検討 |
会議名 | 日本社会心理学会第64回大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 上智大学 |
発表者・共同発表者 | 藤川真子・横田晋大・徳岡大・中西大輔 |
概要 | 多数派同調バイアスとは,集団内の多数派が採る行動に,それを超える確率で同調することである。これまでの理論研究では,不確実性の高い情報獲得状況下で多数派同調バイアスを持つことは適応的であることが示されてきた 。一方,Eriksson & Coultas (2009) によるクイズ問題を用いた実証研究では非多数派同調バイアスが報告された。藤川他 (2021) は,態度や信念を問う問題 (態度問題) ではなく,客観的に正誤を定義できる問題 (客観問題) を用いて、多数派同調バイアスの存在を実証した。ただし,彼女たちの研究にはEriksson & Coultasとは異なる実験計画を用いたという限界があった。 そこで本研究では,大学生 (実験1) と一般人 (実験2)を対象に参加者間計画での追試を実施した。加者間計画を用いた場合,客観問題では多数派同調バイアス,態度問題では非多数派同調バイアスが示されることが示唆された。 |