ナカニシ ダイスケ
NAKANISHI Daisuke 中西 大輔 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 2017/09/22 |
発表テーマ | カープファンの内集団ひいき−−社会的アイデンティティ理論と閉ざされた一般互酬仮説の妥当性の検討−− |
会議名 | 日本心理学会第81回大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 久留米シティプラザ |
発表者・共同発表者 | 中川裕美・横田晋大・中西大輔 |
概要 | 差別・偏見につながる内集団ひいきの説明原理として社会的アイデンティティ理論 (以下, SIT; Tajfel & Turner, 1979) と閉ざされた一般互酬仮説 (以下, BGR; Yamagishi & Kiyonari, 2000) の妥当性が議論されてきた。中川・横田・中西 (2015, 投稿中) は野球ファンを対象とした場面想定法実験でSITとBGRの妥当性を検討した。本研究では,中川他 (投稿中) の結果が,実験室実験でも再現されるかを検討した。中川他 (2015, 投稿中) から,協力のコストが明示されていない場合にはSITとBGRの両理論が,明示された場合にはBGRのみが支持されることが明らかになった。すなわち,SITとBGRの説明力の境界要因の一つが,コストの大小であることが示唆された。しかし,場面想定法のため,結果の妥当性には限界がある。そこで,本研究では金銭報酬を用いた1回限りの囚人のジレンマ (以下, PD) ゲームを用いて,両理論の妥当性を検討した。実験の結果、BGRが支持された。 |