セラ カズミ
SERA Kazumi 世良 和美 所属 広島修道大学 商学部 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2023/10/07 |
発表テーマ | 日本のメセナ活動の目的 に関する予備的検討 ~メセナアワード受賞活動を対象に |
会議名 | 日本マネジメント学会第 88 回全国研究大会(自由論題) |
主催者 | 日本マネジメント学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 東京 |
概要 | 近年顕著となっている戦略発想のCSR下において、今後メセナはどのような展開を見せていくのかを探る研究の一環。本報告では、企業メセナと企業戦略との関係に言及した先行研究レビュー等をもとに、研究課題および今後の分析の方向性を明確にした。
まず、先行研究レビューより、メセナで戦略が必要となった背景として、①メセナの担い手の転換(後継者へのバトンタッチに際し戦略の再構築が必要となったこと)、②近年の人々の企業観やコーポレートガバナンスの強化(一層のアカウンタビリティが求められるようになったこと)の2点を挙げた。さらに、戦略発想のCSR下では、これまで先行研究で問われてきた「なぜメセナを行うのか」に加えて、「その企業はなぜ“その”メセナを行うのか」の解明が重要であることを指摘した。 以上を踏まえ、今後の本研究の課題は、個別企業のメセナについて、メセナアワード受賞事業241件を対象に「なぜ“その”メセナを行うのか」を分析し、結果を蓄積し、知見を抽出し、構造化していくこととした。 世良 和美 |