カリヤ アユミ   KARIYA Ayumi
  狩谷 あゆみ
   所属   広島修道大学  人文学部
   職種   教授
発表年月日 2025/06/08
発表テーマ 「嬰児殺」とは何か -判例とマスコミ報道を事例として-
会議名 2025年度日本女性学会大会
主催者 日本女性学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 立教大学池袋キャンパス
概要 『犯罪白書』や女性犯罪に関する文献において、万引き(窃盗の内数)と嬰児殺(殺人の内数)は、女性犯罪の特徴と考えられてきた。「嬰児殺」とは「警察統計、司法統計とも生後1年未満児の殺害をもって嬰児殺として扱う」のが一般的と言われ、1970年代には「コインロッカーへの嬰児遺棄事件」として話題となった。検挙人数は減少しているものの、近年、外国人技能実習生や「望まない妊娠」によって困窮した女性による遺棄・殺人事件として再び話題となっている。本報告では、LEX/DBインターネット(TKC法律情報データベース)、裁判所ウェブサイトを通じて検索し、「嬰児殺」に関する判例と「保護責任者遺棄致死」「死体遺棄」と「乳児」「嬰児」「新生児」を追加して検索した判例とを比較検討した。「出産場所が病院以外(自宅、風呂場、トイレなど)」、「出産後すぐの犯行」「医療機関にかかっていない」「誰にも相談していない」という点で共通しており、「被害児の父親」については、「不明」もしくは「連絡が取れなくなった」などの共通点があることが明らかとなった。