ナカニシ ダイスケ
NAKANISHI Daisuke 中西 大輔 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
|
発表年月日 | 2021/12/04 |
発表テーマ | 多数派への過剰な同調: 多数派同調バイアスの実験的検討 |
会議名 | 日本人間行動進化学会第14回大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | オンライン |
発表者・共同発表者 | 藤川真子・横田晋大・中西大輔 |
概要 | 不確実性下の情報獲得状況で、多数派にバイアスをかけて同調する傾向 (e.g., 母集団において60%の個体が採用する行動を70%の確率で模倣する) を持つことが正しい判断を導くと、人類学で指摘されている。しかし、このバイアスが実在するかは明らかでない。Eriksson & Coultas (2009) は、客観的に正誤を定義できない問題を用いてこのバイアスを検討した。しかし、多数派同調バイアスの適応性が発揮される、客観的に正誤を定義できる問題 (客観問題) では検討されてない。本研究では客観問題で多数派同調バイアスが観察されるかを検討した。実験では、参加者に予備調査で抽出された各項目への正誤判断を求めた後、参加者以外の架空の9人の判断が4パタン (全員が「はい」〜全員が「いいえ」) 提示され、判断を再度求めた。実験の結果、客観問題で多数派同調バイアスが観察される仮説が部分的に支持された。 |