ナカニシ ダイスケ
NAKANISHI Daisuke 中西 大輔 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 2023/04/19 |
発表テーマ | Can the behavioural equilibrium follow the 80/20 rule in human beings? |
会議名 | Annual Conference for the European Human Behaviour and Evolution Association 2023 |
学会区分 | 国際学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | University College London |
発表者・共同発表者 | Minami Natsumeda, Kunihiro Yokota, Daisuke Nakanishi |
概要 | 二八の法則とは、集団や組織が労働者と非労働者の両方から構成されるという経験則である。これまでの研究では、二八の法則に従う安定した行動均衡は、限界逓減の利得構造を持つ状況で発生すると理論的に論じられてきた。人間の二八の法則現象に関する実証的証拠はほとんどないため、2種類のグループ課題 (分離型/加算型) を用いた実験を行った。理論的には限界逓減の利得構造が含まれるため、二八の法則に従った均衡が分離課題において観察されるという仮説を立てた。実験には75人の大学生が参加し、4人または5人のグループで計算課題を5回試行した。実験報酬は、最も多くの答えを解いたグループメンバー1人の結果 (分離課題条件) またはメンバー全員の結果の平均 (加算課題条件) によって決定された。分離課題では、すべての試行で上位者と下位者の成績に安定した差が見られた。一方、加算課題では、グループ内の行動のばらつきは試行回数を重ねるごとに収束していった。 |