ナカニシ ダイスケ   NAKANISHI Daisuke
  中西 大輔
   所属   広島修道大学  健康科学部
   職種   教授
発表年月日 2024/12/08
発表テーマ 多数派同調バイアスはどの場⾯で観察されるか?: 線形と閾値公共財ゲームを⽤いた実験的検討 (研究計画)
会議名 日本人間行動進化学会第17回大会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 広島修道大学
発表者・共同発表者 棗田みな美・横田晋大・中西大輔
概要 ⼈々が多数派の⾏動に対して過度に同調する傾向 (多数派同調バイアス) は、協⼒や⾮協⼒的均衡を形成し、集団淘汰によって協⼒の進化を促す要因になり得る。しかし、実際の協⼒⾏動において多数派同調バイアスがどのような状況で⽣じるかは明確でなく、特に、異なる利得構造において同調バイアスの傾向が変わるのかは⼗分に明らかではない。本研究では、 得構造が異なる2種類の公共財ゲーム (線形公共財/閾値公共財) を⽤い、多数派同調バイアスが観察されるか、および、試⾏の過程を通じてバイアスを表すS字関数がどのように変動するかを検討する。⽂化的群淘汰理論に基づけば、両構造において多数派同調バイアスが発揮されると予測される。⼀⽅、本研究では多数派同調バイアスが観察されない可能性にも着⽬し、特に閾値公共財では限界逓減の利得関数を持つ場合があるため、逆同調のバイアス (多数派と逆の⾏動を過度に取る傾向) が発⽣するかも検討する。