ノムラ コウヤ
NOMURA Koya 野村 浩也 所属 広島修道大学 人文学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 1997/03 |
発表テーマ | ナショナリズム・暴力・「沖縄人」 |
会議名 | 日本解放社会学会 第13回大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
概要 | 本報告は、日本社会におけるマイノリティが「日本ナショナリズム」を実践することにおいて作動する暴力の問題を検討したものである。マイノリティは一方でナショナリズムの排他的暴力の対象となる。そのような彼(女)らが「日本ナショナリズム」を実践し、より「日本人らしく」なろうとするとき、他者のみならず自己をも暴力の対象としてしまう場合がある。その意味で、マイノリティが国民化することとは、他者への暴力と自己への暴力が同時に作動することにほかならず、また、その場合に形成される自己は国民と「非国民」の並存というアンビバレンスをかかえこまざるをえないのである。 |