タケイ ミツコ
TAKEI Mitsuko 竹井 光子 所属 広島修道大学 国際コミュニティ学部 職種 教授 |
|
発表年月日 | 2018/03 |
発表テーマ | 国際共修カリキュラムへの教育的示唆を導き出すための母語場面・接触場面における会話データの収集と分析 |
会議名 | 2018 AATJ (American Association of Teachers of Japanese) Annual Spring Conference |
主催者 | American Association of Teachers of Japanese |
学会区分 | 国際学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | Washington, DC., USA |
発表者・共同発表者 | 竹井光子・吉田悦子 |
概要 | 本発表では、国際共修カリキュラム(課題解決・プロジェクト型)への教育的示唆を導き出すために行った調査の方法と結果の概要を報告した。調査は、実際の授業における言語使用に近い擬似的な場面を設定した上で参加者の会話を収集(録画・録音)し、多様な言語学的視点から分析を試みることを目的とした。疑似的場面としては、(1)日本人学生のみが履修する科目における日本語母語話者3名グループ、(2)留学生科目(日本語、日本事情など)における留学生3名グループ、(3)国際共修科目における留学生2名+日本人学生1名グループ、の3つのグループによるディスカッション(課題解決型三人会話)を設定した。この3つの場面を、接触場面研究(ネウストプニー, 1995; 宮崎・マリオット, 2003)を参考に、(1)母語場面、(2)第三者言語接触場面(母語がそれぞれ異なる留学生同士の日本語使用場面)、(3)相手言語接触場面(留学生と日本語母語話者である学生間の日本語使用場面)と呼ぶこととする。各場面につき2グループの計6グループ分のデータを収集、会話の書き起こし後、発話機能を有する発話単位に分割し、各話者の発話数および途中あいづちをカウントした。発話ターン数、途中あいづち出現数を集計した結果から、3種類の場面や各グループにおいて見出すことができた特徴や傾向を紹介した。 |