ヤマウチ アリノブ
YAMAUCHI Arinobu 山内 有信 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 2018/05/12 |
発表テーマ | 1型糖尿病モデルラットにおける玄米発酵抽出物摂取の血糖コントロールに対する効果 |
会議名 | 第72回日本栄養・食 糧学会大会 |
主催者 | 日本栄養・食糧学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 岡山 |
発表者・共同発表者 | 山内有信,松尾達博 |
概要 | ストレプトゾトシン(STZ)誘導1型糖尿病ラットを用いて,4週間にわたるFBR摂取後に経口グルコース負荷試験を実施して,血糖値とインスリン値の経時変動,および肝・筋グリコーゲン量の比較により,FBR摂取の血糖値上昇抑制効果を検討した。その結果,FBR摂取糖尿病群(DMF)の空腹時血糖値は,FBR非摂取糖尿病群(DMC)と同様にインスリン分泌不全状態にあるにも関わらず有意な低値を示した。また,経口グルコース負荷試験において,DMF群の血糖値上昇はDMC群と比較して有意に抑制された。肝および筋グリコーゲン量の比較においてDMC群では非糖尿群(NDM)に比べて有意に低かったが,DMF群ではNDM群とほぼ同等のグリコーゲン量であり,DMC群に比べて有意な高値を示した。以上のことから,FBR摂取は糖類分解酵素活性阻害だけでなく,その作用機序は不明であるが,インスリン作用を介さずにグリコーゲン合成を促進し,その結果として血糖値の上昇を抑制する可能性も有するのではないかと考えられた。
本人担当部分:研究責任・実施者として全般 |