ナカニシ ダイスケ
NAKANISHI Daisuke 中西 大輔 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 2012/12/02 |
発表テーマ | 集団間淘汰と頻度依存傾向の進化: 少数派同調を導入した進化シミュレーション |
会議名 | 日本人間行動進化学会第5回大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 東京大学駒場キャンパス |
発表者・共同発表者 | 中西大輔・横田晋大 |
概要 | 本研究の目的は、協力行動と頻度依存的傾向の関係について検討することにある。横田・中西 (2012) の進化シミュレーションでは、多層淘汰モデルを用い、個人間淘汰圧に対する集団間淘汰圧の強さを様々に変更したダブルジレンマの進化シミュレーションを行った。その結果、集団間淘汰圧の強い状況下で頻度依存的傾向がより進化しやすいこと、頻度依存的行動が可能な状況と不可能な状況を比較すると前者でより内集団への協力率が高いことが明らかとなった。しかし、このモデルで扱われていた頻度依存傾向は多数派同調のみであった。本研究では少数派に同調する行動を導入したシミュレーションを行った。シミュレーションの結果、少数派同調個体を導入した場合には、頻度依存的行動が不可能な状況よりも協力率が低下するという結果が得られた。 |