ソゴウ ハヤト
SOGO Hayato 十河 隼人 所属 広島修道大学 法学部 職種 助教 |
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発表年月日 | 2023/11/01 |
発表テーマ | 刑罰と怒り |
会議名 | 第26回広島人文社会科学研究会 |
学会区分 | 国内的な研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(招待・特別) |
単独共同区分 | 単独 |
招待講演 | 招待講演 |
開催地名 | 広島修道大学 |
発表者・共同発表者 | 十河隼人 |
概要 | 刑罰正当化論における規範的基礎と感情的基礎を対置し、刑罰の淵源にある感情としての「怒り」に着目するイギリスの哲学者P・F・ストローソンの議論を紹介した上で、その視点からアメリカの刑法学者ポール・H・ロビンソンの積極的一般予防論(=公衆の正義観念に基づく処罰には犯罪予防効果があることの実証的研究)を解釈し、現行刑罰制度の正当化論を扱う上では公衆の怒り(正義観念)という事実的なものに着目せざるを得ないこと、かつそれゆえに、現行刑罰制度は「究極的には(=純規範的には)」正当化されない可能性がある(その限りで刑罰廃止論には一定の正当性がある)ことを論じた研究報告。 |