ナカニシ ダイスケ
NAKANISHI Daisuke 中西 大輔 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 2012/12/01 |
発表テーマ | 風評被害はなぜ望ましくないのか? |
会議名 | 日本人間行動進化学会第5回大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 東京大学駒場キャンパス |
発表者・共同発表者 | 泉愛・中西大輔・横田晋大 |
概要 | 近年、「風評被害」という言葉が注目されるようになった。関谷 (2003) は、風評被害を“本来『安全』とされる食品・商品・土地を人々が危険視し、消費や観光をやめることによって引き起こされる経済的被害”と定義している。もし消費者の多くが、風評被害を“望ましくない”と捉えているのであれば、風評被害は生起しないはずである。ところが、実際に風評被害は生起しており、また、風評被害は望ましくないという信念も一方に存在する。本研究の目的は、このように一見矛盾した消費者の心理や行動について明らかにすることを目的としている。消費者は多くの選択肢の中から商品を選ぶため、ネガティブな情報 (風評) に影響を受けることには一定の適応価があると考えられる。こうした保守的な傾向と風評被害が起こっている社会を望ましくないと考える傾向の間にはどのような関係にあるのだろうか。以上の問題について場面想定法実験により検討する。 |