ヤマウチ アリノブ
YAMAUCHI Arinobu 山内 有信 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 2024/06/02 |
発表テーマ | 大学生に対する軽度うつ症状抑制のための初期食育内容の検討 |
会議名 | 第19回日本栄養改善学会中国支部学術総会 |
主催者 | 日本栄養改善学会中国支部 |
学会区分 | 地方学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 広島市 |
発表者・共同発表者 | 山内有信,井上 凜,村上 淳 |
概要 | 主に大学1年次生を対象に日本産業衛生学会産業疲労研究会による「自覚症調べ」,東邦大式「軽度うつ自己診断シート」とともに独自作成の食習慣評価の調査を,2017年~2019年にかけて実施した。解析(n=335)では,中央値を境として有意な独立性が認められた食習慣評価の設問クラスターを利用した4群に分け,軽度うつ症状及び自覚症状区分毎の状態評価点を比較した。その結果,「3食をしっかり食べているか」を評価するクラスターと「正しい食習慣の意識」を評価するクラスターは,それぞれ状態が良いほど軽度うつ症状の発生リスクを低減する可能性を示す有意な関連性が認められた。この2つのクラスターの評価区分を掛け合わせで4群に分類して軽度うつ症状評価点を調べた結果,いずれの評価区分も低い群は,いずれの評価区分も高い群に比べて有意な低値を示した。以上の結果より,大学生に対する食育初期段階の内容の一つとして,とくに欠食することなく栄養バランスを意識していろいろな食品を摂取することを食育セミナー等で取り上げることは,これからの大学生活を充実させるためにも有効であると考える。 |