タケイ ミツコ   TAKEI Mitsuko
  竹井 光子
   所属   広島修道大学  国際コミュニティ学部
   職種   教授
発表年月日 2023/03/16
発表テーマ 会話における発話タイプからみる「共通語としての日本語」話者の言語調整
会議名 2023 AATJ (American Association of Teachers of Japanese) Annual Spring Conference
主催者 American Association of Teachers of Japanese
学会区分 国際学会
発表形式 シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
単独共同区分 単独
開催地名 ボストン
発表者・共同発表者 竹井光子
概要 本発表では、まず「日米大学オンライン会話プロジェクト」の概要と宇佐美 (2019) にならい発話分割した会話データの詳細を説明した。次に、5つの構造的発話タイプ(完全文発話、中途終了文発話、倒置文発話、あいづち的発話、一語発話)のコーディングを行った結果として、場面別、話者別の傾向を示す。例えば、完全文発話の発話全体に対する割合は、L2場面、L1-L2 場面、L1場面の順に高いことがわかった。また、L1話者12名の場面別比較では、L1-L2場面において完全文発話の割合がL1場面より上がること、L2話者21名の比較では、L1-L2場面において完全文発話の割合がL2場面より下がるという結果となった。その中で個人差もみられた。L1-L2場面における完全文発話の増減が何を意味するのか、その増減がどの発話タイプに影響しているのかを、L1話者・L2話者双方の調整行動という観点から議論を展開した。