ヨコタ クニヒロ
YOKOTA Kunihiro 横田 晋大 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 2017/12/09 |
発表テーマ | コストのかかる旗としての道徳(2):ノンポリは道徳進化を阻害するか |
会議名 | 日本行動進化学会第10回大会 |
主催者 | 日本行動進化学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 名古屋工業大学 |
発表者・共同発表者 | 平石界・池田功毅・中西大輔・小田亮 |
概要 | 人間はしばしば、自分とは無関係(と思われる)他人の好意や嗜好に対してまで道徳的な非難や賞賛を行う。Dynamic Coordination Theory(DCT; DeScioli & Kurzban, 2013)は、こうした道徳の形式面における普遍性に着目し、道徳には集団内でのコーディネーション問題を解決するという機能があると論じた。本報告では、DCT で主張されるモデルの論理的妥当性について進化シミュレーションによって検討した結果を報告する。昨年度の報告で、コストを払って道徳的主張を行うことが集団内闘争の早期収束を導き、結果として道徳的主張をする個体が進化するか予備的シミュレーション結果を報告した。今年度はそこに一切の主張を行わない個体(Cheater)を導入した場合や、自らの主張を変える個体(転向者)を入れた場合のシミュレーションの動きについて報告する。 |