ヨコタ クニヒロ
YOKOTA Kunihiro 横田 晋大 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 2018/08/28 |
発表テーマ | 外集団の存在は互恵性の期待の効果を減じるか? |
会議名 | 日本社会心理学会第59回大会 |
主催者 | 日本社会心理学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 追手門学院大学 |
発表者・共同発表者 | 中川裕美、中西大輔 |
概要 | 内集団ひいきの説明原理として、社会的アイデンティティ理論(SIT)と閉ざされた一般互酬仮説(BGR)が提唱され、近年ではこれらは状況によりその説明力が異なることが指摘されている。本研究の目的は、この2つの説明原理の適用範囲を限定する境界条件を検討することにある。中川ほか(2016)では、BGRの説明する心理過程が、協力にコストをかけることにより強まることが示された。しかし、SITが説明する心理過程が強くなる条件はまだ特定されていない。そこで本研究では、外集団の存在を強調することにより、SITの心理過程がより顕現化するか否かを検討した。中川ほかの場面想定法実験を同じ野球ファンで追試し、外集団の存在を強調した結果、中川ほかの結果が忠実に再現された。よって、外集団の存在を強調だけではSITの心理過程が顕現化されないことが示された。 |