ヨコタ クニヒロ
YOKOTA Kunihiro 横田 晋大 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 2019/12/07 |
発表テーマ | 2種類の協力のシグナルの実験的検討 |
会議名 | 日本人間行動進化学会第12回大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 明治学院大学 |
発表者・共同発表者 | 三船恒裕・坪井翔・杉浦仁美 |
概要 | 本研究の目的は、協力関係を形成あるいは維持させるシグナルの存在をシナリオ実験にて実証することにある。人は相互に協力的な関係を形成・維持する際、相手を選別する基準として、相手の協力傾向と相手との関係に長期的に投資する可能性を考慮し、コミュニケーションの中で発せられるシグナルを参照する。そして、そのシグナルには、多数に協力性をアピールできるが長期的な関係に
投資するとはみなされにくい「公的な」シグナルと、特定の人に長期的な関係に投資することを伝える「些細な」シグナルの2種類があるという。本研究では、この仮説を検証するため、場面想定法にて、長期的な関係になるか否かを操作した社会的ジレンマゲームを実施した。その結果、長期的な関係が見込まれる場合には他者の平均的な協力率に合わせようとする協力が見られ、新規の関係が見込まれる場合には他者の平均よりも高い協力率が見られた。よって、状況により2種のシグナルが存在することが示唆された。 |