ヨコタ クニヒロ
YOKOTA Kunihiro 横田 晋大 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 2019/12/07 |
発表テーマ | 最小条件集団は顔記憶における自集団バイアスを生じさせるか? ―日本人サ ンプルによる検討 |
会議名 | 日本人間行動進化学会第12回大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 明治学院大学 |
発表者・共同発表者 | 中嶋智史・中西大輔 |
概要 | Bernstein et al. (2007) は,内集団成員の顔が外集団成員の顔に比べて,よりよく記憶されることを示している(自集団バイアス)。一方,Ng et al. (2016) はヨーロッパ系カナダ人とアジア系カナダ人を比較し,アジア人系カナダ人では自集団バイアスが生じないことを報告しており,自集団バイアスに文化差がある可能性を示唆している。本研究では,日本人サンプルを対象に先行研究と同様,最小条件集団パラダイムを用いて自集団バイアスが生起するかを検討した。参加者は,性格検査をした後,ランダムに集団に割り当てられ,内集団成員と外集団成員の顔についての記憶テストを行った。実験の結果,Ng et al. (2016) 同様,自集団バイアスは見られなかった。ただし,参加者の多くが集団の割り当て自体に疑念を抱いており,手法の妥当性について検討する必要がある。 |