ヨコタ クニヒロ   YOKOTA Kunihiro
  横田 晋大
   所属   広島修道大学  健康科学部
   職種   教授
発表年月日 2022/12/10
発表テーマ ⼆⼋の法則は成⽴するか?
会議名 日本人間行動進化学会第15回大会
主催者 日本人間行動進化学会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 北海道大学
発表者・共同発表者 棗田みな美、中西大輔
概要 本研究では、2種類の集団課題 (分離型/加算型) において、⼆⼋の法則に基づく集団内の 安定的均衡が観察されるか否かを検討した。⼆⼋の法則とは、集団や組織が⼀部の働き者と 多数の怠け者によって構成される経験的観察のことである。75名の⼤学⽣が参加した実験 では、4か5⼈集団で5試⾏の集団課題を⾏った。その際、実験の報酬は、最も作業量が多い 成員の成績によって決まる (分離型課題) か、全成員の作業量の平均値で決まる (加算型課 題) と教⽰された。その結果、分離型課題では、相対的に作業量の多い成員と少ない成員と の間に差が⾒られ、この差は試⾏を経ても変わらなかった。⼀⽅、加算型課題では、試⾏経 過に伴い、集団内の成員間の作業量の差は⼩さくなった。以上より、分離型課題では⼆⼋の 法則に基づく均衡が観察され、加算型課題では観察されなかった。