ヨコタ クニヒロ   YOKOTA Kunihiro
  横田 晋大
   所属   広島修道大学  健康科学部
   職種   教授
発表年月日 2018/12/02
発表テーマ 2種類の適応課題に応じた内集団協力ー野球ファンを対象とした1回限りの囚人のジレンマゲームー
会議名 日本人間行動進化学会第11回大会
主催者 日本人間行動進化学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 高知工科大学
発表者・共同発表者 中川裕美・横田晋大・中西大輔
概要 本研究の目的は、カテゴリーベースと互恵性ベースの内集団協力の境界条件を明らかにすることにある。集団状況において、個人が直面する適応課題の中でも、集団内の一般交換関係を形成・維持することと他の集団からの脅威を退けることは重要だったと考えられている。そのため、前者は互恵性の期待の有無、後者は同じ集団か否かが内集団協力を規定する。中川他 (2015) は、野球ファンの内集団協力を検討し、これらの内集団協力が協力のコストが明示されることで互恵性ベースの効果が高まることを示した。つまり、協力にコストがかかるか否かが境界条件であることが示唆された。しかし、中川他は場面想定法を用いており、行動レベルでの検証は未だ行われていない。そこで、本研究では行動指標による検討を行うため、中川他の結果について協力にコストがかかるPDゲームにて追試した。その結果、互恵性ベースに基づく内集団協力が生じ、結果は再現された。