スギウラ ヨリコ
SUGIURA Yoriko 杉浦 順子 所属 広島修道大学 商学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 2017/09/23 |
発表テーマ | « L'engagement anti-intellectuel de Céline — les années 20 et 30 » |
会議名 | 文芸事象と権威-権力 |
主催者 | GRIHL/文芸事象の歴史研究会 |
学会区分 | 国際学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | アンスティチュ・フランセ九州 |
概要 | 両大戦間から戦後にかけて活躍した作家セリーヌは、1932年に処女作『夜の果てへの旅』を記し、一躍大作家へと躍り出たが、二作目の『なしくずしの死』(1936)執筆後、激しい反ユダヤ主義を公にし、その人種差別思想とそれをベースにした独自の政治批判、思想を記した三冊の檄文『パンフレ』の作家としても知られる。本論では、敢えてセリーヌの思想的転換期とも言える、第一作目出版後から第二作目発表前の時期に焦点をあて、セリーヌと同時代に活躍し、セリーヌが非常に評価していた左翼系作家アンリ・バルビュスの政治参加(アンガージュマン)のスタイルと、セリーヌのそれとを比較しつつ、第二次世界大戦前夜から極右思想を表明していくことになるセリーヌの思想的動向について考察した。 |