光森 幸子 所属 広島修道大学 人間環境学部 職種 外国語契約教員(講師) |
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発表年月日 | 2022/09/10 |
発表テーマ | ハーストン戯曲における黒人女性の自律 ―初期劇『カラー・ストラック』の考察― |
会議名 | 日本ウィリアム・フォークナー協会第25回全国大会 |
主催者 | 日本ウィリアム・フォークナー協会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | Zoom経由でのオンライン開催 |
概要 | 先行研究の多くは、黒人女性主人公のエマを、カラリズムという価値観に自ら囚われた結果、自己を破滅させた女性と捉えている。それに対し、まず批評家デイヴィッド・クラズナーの主張する、恋人のジョンが持つ「可動性」を確認する。その際、アメリカにおけるカラリズムについて、その歴史的起源を基にジョンの変化の理由を読み解く。次にエマが、南部に残される黒人女性を体現している点に着目し、カラリズムが黒人女性に与える有害な影響を考察する。そしてハーストンの1934年に著した評論、「黒人表現の特徴」から、自尊心に目覚めたエマの姿に、劇作家ハーストンが託した黒人表象の特徴を明らかにする。 |