キムラ ヤスミ   KIMURA Yasumi
  木村 安美
   所属   広島修道大学  健康科学部
   職種   教授
発表年月日 2013/09
発表テーマ 加熱方法・加熱時間を異にするじゃがいもの物性比較
会議名 第58回日本栄養改善学会学術総会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 神戸
発表者・共同発表者 桑田寛子、寺本あい、槇尾幸子、田淵真愉美、石井香代子、木村安美、渕上倫子
概要 じゃがいも(北海道産メークイン、2L)を用い、様々な調理方法で加熱して最適加熱時間を検討した。物性測定、微細構造の観察、官能検査を行い比較した結果、皮層、外随とも加熱時間が長くなるほど軟化した。生いもの組織を低倍率(200倍、400倍)で観察すると、細胞内にデンプン粒が詰まっていた。デンプン粒は外髄に比べ皮層で多く見られた。高倍率(2万倍)で細胞壁の微 細構造を観察すると、細胞壁のミクロフィブリル同士がぴったりと接着されていた。
加熱すると、いずれの加熱方法においても、デンプンが膨潤・糊化して細胞内に広が り、細胞壁に隙間が生じた。官能評価の結果より、ゆで、真空保温調理器はいも中心 温度が100℃になった後2分加熱または保温(100℃2分)、圧力鍋、蒸し器、加熱水蒸気は100℃直後、天火は100℃5分が最適加熱時間であると示唆された。;主催者:日本栄養改善学会