キムラ ヤスミ
KIMURA Yasumi 木村 安美 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 2019/01/31 |
発表テーマ | 地域一般住民における食物繊維摂取量と糖尿病発症との関連:久山町研究 |
会議名 | 第29回日本疫学会学術総会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 東京 一橋大学一橋講堂 |
発表者・共同発表者 | 木村安美、吉田大悟、平川洋一郎、秦淳、本田貴紀、柴田舞欧、坂田智子、内田和宏、二宮利治 |
概要 | わが国の地域住民を対象に食物繊維摂取量と糖尿病発症との関連を検討した報告は少ない。そこで、福岡県久山町の地域住民を対象とした追跡調査の成績を用いて、食物繊維摂取量と糖尿病発症リスクとの関連を検討した。追跡期間中に280例の糖尿病発症を認めた。食物繊維摂取レベル別にみた多変量調整後の糖尿病発症のハザード比は、第1分位(中央値4.1g/1,000kcal)に対し第5分位(9.2g/1,000kcal)では0.53 (95%信頼区間 0.31-0.91)と有意に低下した。また、食物繊維摂取量の増加に伴い糖尿病発症リスクは直線的に低下した(傾向性P = 0.03)。水溶性食物繊維および不溶性食物繊維に分けた検討でも、同様のリスク低下を認めた。食物繊維の摂取量の増加は、糖尿病の発症リスク低下と関連した。糖尿病発症を予防する上で、食物繊維の摂取が有用であることが示唆された。;主催者:日本疫学会 |