ニッタ ユミコ   NITTA Yumiko
  新田 由美子
   所属   広島修道大学  健康科学部
   職種   教授
発表年月日 2021/11/06
発表テーマ レモンエゴマの健康効果に関する研究
会議名 日本老年医学会中国地方会
主催者 一般社団法人 日本老年医学会
学会区分 地方学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 広島市
発表者・共同発表者 新田由美子 三木由美子 沼本秀昭 松崎雅広
概要 レモンエゴマ(Perilla citriodora)はシソ科植物の一野生種で、西日本に分布し、近隣では厳島に自生する。レモンエゴマは特有の香気を放ち、これがニホンジカによる食害から逃れる機構の一つと考えられている。レモンエゴマを栽培することによって野生動物とヒトとの生活圏に境を確保できれば、人獣共通感染症への感染リスク低減と畑作物の獣害軽減を期待できる。ドメスティケーションのための栽培条件を明らかにする実験を行なっている。レモンエゴマ子実には、精油成分としてα-リノレン酸64.4%が含有されていた。環境汚染物質集積性を示すCd/Zn値は0.077±0.101で、栽培土壌のそれより高かった。これらレモンエゴマ子実の特徴は、ヒトの健康と生物環境のファイトレメディエーションへの利用可能性を示唆した。