前年度の点検・評価項目
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●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
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2022年度は着任1年目であることを踏まえて、授業設計に重点を置いて教育活動を行った。特に、COVID-19の状況によっては非対面授業が行われる可能性があったためオンデマンドでも授業が行えるように専用資料を作成し、それに沿って講義を進めた。大学と国の方針により、COVID-19感染者および濃厚接触者の授業出席ができない場面もあったため、該当学生の学習が遅れることが無いようにmoodleを利用して講義資料を公開するとともに学習状況を確かめる小テストを提示した。結果として非対面授業をすることなく講義を行えたため、これらの資料は学生の予習復習のための資料として活用された。このような教育活動により、1年生向け講義では概ね目標のとおりに講義を進めることができた。
一方で、2年生以上の講義・ゼミナールでは昨年度以前の学習がきちんと理解できていない学生が目立った。そのため、学習状況把握のために講義の最初数回を復習に充てるなどの対応が必要になった。またゼミナールでは少人数で授業が行われたが、無断欠席者や当日の体調不良による欠席が多発したため、ゼミのメイン課題であるプレゼンテーションの回数が想定よりも少ない学生が出てしまった。受講態度そのものは当人の問題だが、COVID-19感染に対する配慮が学生の不誠実な受講態度を許してしまった面も否めない。最終的には、講義で扱う最低限の内容をこなすことはできたが、円滑な授業進行をするという点で課題が残った。
以上の事から、授業目標は概ね達成できたと言える。しかしながら上述したような課題も残っているため、来年度も引き続き授業改善に努めていきたい。
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●2.(1)教育内容・方法の工夫
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座学形式の講義では主に以下のように講義を行った。
a)事前に講義概要をまとめた資料をmoodleに公開する。
b)板書形式で授業を行い、ノートをとるよう指示することで記憶の定着を促す。
c)講義は解説を60分程度に抑え、残りの時間で学習理解度を確かめるために小テストを実施する。その際にノートを見たり受講生同士の相談を認めることでアクティブラーニングに近い形で行う。
d)小テストの解説は可能な限り講義内で行い、採点を受講生自身に行わせることで、理解が不十分なところを認識させる。
また、小テストの点数は正答できたかどうかではなく講義時間内にしっかり取り組み理解できたか、を評価基準とした。これにより、講義内容に苦手意識を持っている学生に対しても授業に真剣に取り組めるようなインセンティブを与えた。
ゼミナールでは学生の発表を中心に進めた。昨年度までオンライン授業が続いていたことを考慮し、ゼミナールでは対面であることを生かしたリアルタイムでの意見交換や板書を用いた指摘・ディスカッションをするようにした。オンライン授業が続いたことによる学習意欲の低下も見られたため、対面授業の良さを実感できるような授業設定を心掛けた。
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●3.(1)国際学会、研究会等における発表など
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該当なし
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●4.学生による本学の授業評価アンケート(独自のものでも可)の実施、分析、結果の活用状況
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前期には一部の講義で受講態度の悪い学生への注意が不十分だと指摘を受けた。私語に対する注意をしすぎると学生同士の交流や演習時のディスカッションを抑制してしまう恐れがあったため講義中の相談などによる私語は黙認していたが、講義に集中している学生が不利益を被る形になってしまったのは反省点である。また、担当する数学系科目を受講する学生の間で大きな学力差が発生しており、どうしても下位層の学力帯に合わせて講義をする必要があった。そのため上位層の学生から少なからず不満が出ていたと思う。
後期のアンケートでは平均よりも高い数値が出ており、一部の学生からのコメントを見ても改善が見られたと思う。一方で、アンケート回答率が下がっていることもあり受講生全体の意見をくみ取れたとはいいがたい状況である。
この結果をもとに2023年度の授業評価の参考資料として用いる予定である。
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●5.公開授業の実施状況
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授業を公開していない。
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●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
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単位僅少学生への指導・相談を受け、適宜対応した。
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●9.学生の課外活動に対する支援(本学のサークルの部長・顧問としての活動)
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該当なし
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