前年度(2024年度分)の点検・評価項目
|
●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
|
語学系科目においては,4技能の統合的指導という基本方針を踏襲しつつ,本年度は「個別最適化された学習支援」を中核に据える。授業計画の段階から,LMSの小テスト機能を活用し,学生の理解度に応じて異なる学習パスを提示できるよう設計する。これにより,クラス全体の学力向上と,個々の学生の学習意欲の維持を図る。年度末の評価では,従来の客観テストに加え,学習プロセスと成果を記録したポートフォリオを評価対象とし,自己評価やピア評価の結果も加味することで,学習者自身の成長実感を含めた総合的な達成度を測定する。
専門科目であるゼミナールや特講では,データサイエンス教育の体系化を目標とする。前期にはデータハンドリングと可視化,再現可能な研究手法といった基礎技術を徹底して習得させ,後期には各自の研究テーマに基づいた応用分析(テキストマイニング,統計モデリング等)に挑戦する二段階構成の授業計画を立てる。実際の授業では,より実践的な分析プロジェクトを経験させ,分析レポートの完成度と,レポートにおける分析の妥当性,考察の独創性によって評価する。
|
●2.(1)教育内容・方法の工夫
|
教育方法の工夫として,本年度は学習者中心の環境構築をさらに推進する。語学系科目では,反転授業を基盤とし,対面授業では協働的な課題解決型学習(PBL)を展開する。具体的には,グループでのブレインストーミングや成果物の制作プロセスを可視化する。
ゼミナールと特講では,教育の透明性と再現性を徹底するため,授業で用いる分析コードやデータセットはすべてLMSなどを通じて配布・管理する。これにより,学生は教員の分析プロセスを追体験できるだけでなく,自身の試行錯誤の過程も記録として残することができる。この活動を通じて,単なるプログラミングスキルだけでなく,他者に伝わるドキュメンテーション能力や協働的な研究作法を習得させる。
|
●4.学生による本学の授業評価アンケートの実施、分析、結果の活用状況
|
教学システム内での授業評価アンケートを実施に加えて,LMSで収集したアンケート結果も含めて分析したところ,授業内容は⼗分理解されているようであった。一方で,小テストなどのスコアとは相関が見られない部分があり,補足説明を次回の授業で加えるなど,機動的なフィードバックを行うようにした。今後も,学生の学習満足度とエンゲージメントの最大化を図っていきたい。
|
●5.公開授業の実施状況
|
言語教育法特講を公開し、参観者は0人だった。
|
●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
|
単位僅少学⽣への対応:卒業というひとつの⽬標を向けて,生活習慣にかかわる助言,履修科目の⾒直しや勉強⽅法の提案など,個々の状況に応じた⽀援を⾏なった。
進路‧就職⽀援の提供:学⽣たちが進路や就職にかかわる相談を受け,キャリアセンターでの相談など,利⽤を検討すべきリソースを紹介し,また,⾃⼰PRや志望動機を記した文書の添削などの⽀援も⾏なった。
|
●9.学生の課外活動に対する支援(本学のサークルの部長・顧問としての活動)
|
本学のサークルの部長・顧問として活動する機会はなかった。
|