前年度の点検・評価項目
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●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
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昨年度は主に講義科目6,演習科目4、実習科目1を担当した。いずれもシラバスに明示した通りに授業を行い、成績評価基準に沿って評価した。
前期はZoomによる同時双方向の授業とオンデマンド型の授業、後期はこの2つに加えて対面授業と、授業形態が複数種類であったりオンデマンド型から対面への移行があったりなど流動的で多様な授業方法をとらざるを得なかったことから、移行や多種類に伴う従来にはなかった作業負担があったが、2020年度に蓄積した経験や知見により、学生や私も比較的柔軟に授業形態の多様化に対応できた。その結果、十全とは言えないかもしれないが、すべてにおいて、授業方針と授業計画と一致させることができ、一定の成果をあげることができた。授業アンケートの数値結果(いずれも4.6以上)や肯定的な自由記述がその証左である。
講義科目においては、インターネット環境により十分な伝達が叶わない状況があることにも配慮して、口頭に加えて可能な限り文字化・図式化をした。オンデマンド型の授業においてはねらいに応じた動画やインターネット情報など多様なメディアの活用ができ、受講学生の意欲と多角的な知識・視点の獲得につながったのではないかと考える。対面でのグループワークが難しい中で、非対面ツールでグループワークやチャットによるコミュニケーションも授業目標の達成に有用であった。後期に入り対面授業が始まって以降も適宜MoodleとGoogleclassroomの活用をすることで、教材等のダウンロードやクラウドの活用によるグループワークでの課題の制作、制作物への私からのアドバイス等が継続して行うことができ、以前よりも学生の学習意欲の喚起と持続ができたのではないかと推察している。
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●2.(1)教育内容・方法の工夫
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講義・演習・実習にいずれにおいても、対面授業において教育効果が見込まれる限りICT活用を試行し、継続的に学生からのフィードバックを得ることで改善をしながら進めていった。オンライン授業では、その長所を生かし、学外のリソースの人やことが効果的に参画できる工夫も行った。いずれも学生からの評判は悪くないと思う。
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●3.(1)国際学会、国内学会、研究会等における発表など
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・日本地域政策学会九州沖縄支部総会・フォーラムにてパネリストとして発表した。
・広島県生涯学習実践研究交流会を企画や当日の分科会コーディネーターを担当した。
・科研費テーマをめぐる研究会を複数回持つとともに、年度の終わりには研究成果報告会を主催し、発表も行った。
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●4.学生による本学の授業評価アンケートの実施、分析、結果の活用状況
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総合企画課・教学センターの主導により授業アンケートを実施していただき、その結果は分析をして、翌年度授業の改善に活用している。学生に対しても改善個所について必要に応じて説明をしている。
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●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
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主にオンラインベースで、ゼミやチュータークラスの学生を中心に、顧問をしているサークルや授業担当の学生からの相談に乗ってきた。コロナ禍になって相談件数・1件あたりの相談時間量は増加傾向にある。
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●9.学生の課外活動に対する支援(本学のサークルの部長・顧問としての活動)
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バトミントン同好会の顧問をしている。
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