前年度の点検・評価項目
|
●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
|
実際の授業を、ほぼシラバスに記載した授業の方針や授業計画に示したとおり実施した。授業アンケートにおいても、授業の体系性を問う「授業の内容と授業計画の一致」4.8「授業のねらいや学習目標」4.8「授業時間や授業回数が守られていたか」4.9であった。ゼミにおいては非対面と対面を時期によって使い分けることとなったが、グループワークやプレゼンテーションを重ねるごと全学生のルーブリックでの評価が向上したことから、目標は十分達成したと考える。
|
●2.(1)教育内容・方法の工夫
|
オンデマンドで行った講義においては、①身近な話題を導入に用い専門知識や理論への興味関心を高めること、②ノートを取りやすい板書(PPTの掲示)計画の作成、③質問への丁寧な回答を行った。非対面型であったため、②についてはプリンタが自宅にない学生への配慮からPC上で書き込みを行えるテキスト兼ワークシートを新たに作成した。③については講義動画内だけではなくQ&A専用のコーナーを設け、丁寧に行った。ゼミ等少人数授業においては、出席確認とその日の学生の理解度を確かめるためのシャトルカード(学生と教員の間を往復するカード)を用い、学生の学習理解や質問に個別に対応する他、学生の意見をくみ上げ、ゼミ全体で共有する等の工夫を行った。非対面型であった期間もこのシャトルカードによって学生の不安をくみあげ対処することができた。また、グループワークやプレゼンテーションを行う際にルーブリックを作成し、事前に学生にそれを示すことにより、どの水準のものが求められているのかを学生に認識してもらい、目標をもって作業に取りくんでもらうことができた。
|
●3.(1)国際学会、国内学会、研究会等における発表など
|
日本農業市場学会シンポジウムの企画に企画担当理事として携わった。
|
●4.学生による本学の授業評価アンケートの実施、分析、結果の活用状況
|
2021年度は大学が決定したルールの下、前期に1つの講義と3つのゼミ、後期に1つの講義と2つのゼミで授業アンケートを実施した。また個別にも前期後期とも講義に対する感想やコメントを書いてもらう機会を複数回設け、講義内容への興味、PPTスライドの次の大きさや授業の進度、映像の見やすさ等講義技術について問い、その都度反映した。最終的に、講義に関する授業アンケートで「授業への意欲が出た」「満足度が高かった」「学生に寄り添った講義だった」等の自由記述での声があり、学生の声を反映しながらよい授業づくりができたと考える。
|
●5.公開授業の実施状況
|
前期において、流通論(非対面オンデマンド型)の授業を公開し、2名の参観があった。授業内容について、良い点としてGoogle Classroomを有効に使いパワーポイントのはめ込み形式や書き込み型プリントが参考になった、授業の最初の身近な話が分かりやすく授業の導入としてよかった等の意見をいただいた。改善点として穴埋めポイントを全てスライドに書くのではなく口頭だけのものがあったほうが学生が集中して聞くのではないかという点を意見としていただいた。いただいた意見については、その後の回で工夫を行った。
|
●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
|
学生からの相談については勉学、生活、就職について複数の相談があったが、1つ1つ個別に時間を取り、複数回の面談をオンラインで行う等対応した。担当の単位僅少学生との面接も全て実施した。チューターを担当する学生に休学者もあり、定期的に連絡を行った。
|
●9.学生の課外活動に対する支援(本学のサークルの部長・顧問としての活動)
|
学生の課外活動について、演劇部の顧問を務めた。公演など活動が縮小されたため、実際に活動を指導、支援する機会はなかったが、定期的に幹部学生とのコミュニケーションを行った。
|