(最終更新日:2024-06-28 11:03:41)
  ヒグチ カズヒコ   HIGUCHI Kazuhiko
  樋口 和彦
   所属   広島修道大学  人文学部
   職種   教授
■ 現在の専門分野
●専門分野
特別支援学校教育, 発達心理学, 生態心理学, 文化心理学 
●キーワード
肢体不自由児教育・自閉症の言語・コミュニケーション・読み書き障害・対人関係の発達・共同注意 
●主な研究テーマ
1. 重度・重複障害児の学習 
2. 自閉症児の言語コミュニケーション 
3. 特別支援学校、特別支援学級での主体的で対話的な学び(アクティブラーニング) 
4. 共同注意の発達を基礎とする障害児の教育方法 
5. Barker(生態心理学)の活動場面理論を基礎とする障害児の教育方法 
6. 読み書き障害の原因と支援 
7. 数概念・時間概念の基礎能力とその支援 
8. 通常の学級における発達障害児の支援方法とその実際 
9. 肢体不自由児・者の身体の動きの問題の理解と支援方法 
10. 幼稚園・保育園における子どもの支援 
●共同研究・研究相談が可能な内容
1. ・特別支援学級。特別支援学校での授業研究・幼稚園、保育園における健常児を含めた発達支援・読み書き障害を有する子どもの支援(通常学級・通級指導教室等)・肢体不自由児(重度・重複障害児を含む)の発達支援・乳幼児の発達相談・いじめへの対応 
■ 学歴
1. 1994/04~1996/03 横浜国立大学 大学院教育学研究科 障害児教育専攻言語障害児教育専修 修士課程修了 修士(教育学)
2. 2011/12
(学位取得)
白百合女子大学 博士(心理学)
■ 資格・免許
1. 2021/06 公認心理師
2. 2019/01 学校心理士 スーパーバイザー
3. 2019/04 臨床発達心理士 スーパーバイザー
4. 2023/04 ガイダンスカワウンセラー スーパーバイザー
■ 所属学会
1. 1994/04~ 日本特殊教育学会
2. 2019/04~ 日本保育学会
3. 2020/04~ 日本LD学会
4. 2021/04~ 日本臨床発達心理士臨床発達心理士認定運営機構 Link
5. 2021/04~ ∟ 資格審査委員
■ 職歴
1. 2012/04~ 白百合女子大学 生涯発達研究教育センター 研究員
2. 2015/04~ 福山市立大学 非常勤講師
3. 2021/04~ 大阪成蹊大学 非常勤講師
4. 2021/04~ 広島修道大学 人文学部 教授
5. 2023/04~ 鳥取大学大学院 大学院地域学専攻[博士前期課程] 非常勤講師
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2023/06~2026/03  重度・重複障害児の仮想空間の反応と現実の人間関係の融合に関する研究 挑戦的研究(萌芽) (キーワード:重度・重複障害児  視線入力装置  ディスプレイ(仮想空間)  現実世界でのコミュニケーション  心理学と工学の融合)
2. 2021/04~2024/03  愛着障害と発達障害の問題行動の鑑別と支援への応用に関する研究 基盤研究(C) 
3. 2020/04~2024/03  重度・重複障害児の能動的な学習を促進する学習内容と学習環境の設定に関する研究 基盤研究(C) 
■ 授業科目
1. 教育学演習Ⅰ_09
2. 教育学演習Ⅱ_09
3. 教育学演習Ⅲ_09
4. 教育学演習Ⅳ_09
5. 教育学特論Ⅰ(教職教養研究)
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■ 担当経験のある科目
1. 教育相談の理論と実際(島根大学)
2. 教育相談の理論と実際(中等)(島根大学)
3. 肢体不自由教育論(大阪成蹊大学)
4. 肢体不自由児教育研究(島根大学)
5. 肢体不自由児心理・病理研究(島根大学)
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■ 社会における活動
1. 2023/11 特別支援学校・通級指導教室教員 との集い
2. 2023/08 2023年8月2日(水)山口・防府地域夏季オンライン研修会(講演会)山口県立山口総合支援学校にて
3. 2023/04~2024/03 島根県吉賀町 学校教育アドバーザー 学校支援動)
4. 2023/01~2023/01 島根県特別支援学級スキルアップ研修 講師
5. 2022/08~2022/08 (講演会)岡山県立早島特別支援学校 公開講座 肢体不自由「特別支援学校における自立活動の指導」
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■ 委員会・協会等
1. 2013/04~ 学校心理士会 会員
2. 2013/04/01~2024/03/31 臨床発達心理士会 会員
3. 2014/04~2018 松江市就学審議会 委員
4. 2015/04~2018 松江市5歳児健康診査 委員
5. 2018/04~2020/03 松江市広域特別支援連携協議会専門家チーム 委員
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■ 教育上の能力
●作成した教科書、教材
1. 2023/04/01~ 地域療育センターの実際の授業を使った視聴教材
2. 2023/04/01~ 特別支援学校の実際の授業を使った視聴教材
3. 2023/08/24 横浜市地域療育センター見学実習への学生の参加を企画し引率
4. 2023/08/25~2023/08/27 日本特殊教育学会大会へ学生の引率
●実務の経験を有する者についての特記事項
1. 2023/04/01~ 特別支援学校の実際の授業を使った視聴教材
●その他教育活動上特記すべき事項
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■ 開発した教材、教科書、参考書
1. 2020/05
授業のビデオを活用した「学校における授業の実際」を伝達する教材
単著・共著の別:単著
2. 2020/05
肢体不自由児及び重度重複障害児のスイッチ等を利用したICT教材の作成
単著・共著の別:単著
3. 2020/10
書字障害(ディスグラフィア)児の書字を促進する教材
単著・共著の別:単著
4. 2020/10
読み障害(ディスレクシア)児の読みを促進する教材
単著・共著の別:単著
5. 2021/01
ワーキングメモリーの概念図と処理過程に応じた支援方法の図
単著・共著の別:単著
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■ 職務上の実績
●実務の経験を有する者についての特記事項
1. 2023/04/01~2024/03/31 科学研究費等の研究でデータを取る際、被検者から了承を得て授業で使用する題材とする
2. 2023/04/01~ 小学校・特別支援学校教諭としての経験を活かし、実際の授業内容に合わせた講義を行っている。自身が指導を行った際のビデオも使用し、アクティブラーニングを行っている。
●その他職務上特記すべき事項
1. 2023/04/01~ 学校教員や地域療育センター指導員の学位取得補助
2. 2023/04/01~ 保育園・幼稚園、小学校や特別支援学校教員の研究の支援
■ メールアドレス
  kyoin_mail
■ 改善への取り組み
前年度の点検・評価項目
●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
1.アクティブラーニングには、学⽣が積極的に参加し、議論していた。また、発表は1分以内にまとめるようにさせてたため、事前に考えをまとめ、結果を明確に伝えられるようになった 2.学⽣が「考える」「議論する」場⾯では、明確な「⽬標」を与えたため、議論が深まった。 3.授業中に学⽣が発⾔できる時間を設け、能動的な授業を促したが、全員が積極的に発⾔したわけではなかった。 4.学⽣の発⾔後、必ず賞賛しコメントを述べたため、事後のアンケートで『否定されないので、自分の考えを言うことが出来、⾮常に⼼強かった』という感想が多かった。 5.学校現場のVTRは、学⽣の能動性を引き出した。 6.参考になる⽂献を能動的に探し、発表に活かした学⽣が多かった。
●2.(1)教育内容・方法の工夫
学⽣が、⼗分思考して、学びを深めるために、次の授業の⼯夫を⾏った。 1.⼀⽅的に知識を与える授業にならないよう、知識を教授した後、アクティブラーニングを必ず設定した 2.学⽣が「考える」「議論する」場⾯では、明確な「⽬標」を与えた。話し合いの持ち方の順序を教えて、全員が議論に加われるように工夫した 3.授業中に学⽣が発⾔できる時間を設け、能動的な授業を促した 4.学⽣の発⾔後、必ず賞賛しコメントを述べた 5.学校現場のVTR(授業者の⾏った授業‧⼩学校や特別⽀援学校で許可を得て撮影したもの)を学⽣に視聴させ、授業の実際を理解できるようにした 5.知識の伝達、学⽣の発⾔後、参考になる⽂献を提⽰し、発展的に学習が⾏われるように導いた
●4.学生による本学の授業評価アンケートの実施、分析、結果の活用状況
前年度用は回答者は増加したが、アンケートの回答する学⽣が少ない傾向であった。しかし、回答者は、真⾯⽬に取り組んでいた。アンケートからは、現在の⽬標設定が的確であることが推測された。また、アクティブラーニングが楽しく勉強になるとの回答が多かった。
●5.公開授業の実施状況
前期後期とも全授業を対象とした。 参加者は、後期の特別なニーズ教育の基礎と方法に1名存在した。
●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
ⓐ発達障害で⽀援が必要な学⽣:研究室に呼び、1週間の予定を確認、レポート等の進⾏状況を聞いた ⓑ精神疾患の学⽣:研究室に呼び対応後、学⽣相談室につなげた ⓒ教員採⽤試験の勉強‧⾯接のアドバイス ⓓ教員以外の進路に関する相談 ⓔ特別⽀援学校免許の取得に関する相談へのアドバイス ⓕパワーハラスメントに遭っている学生への対応(学生相談室相談員として)