前年度の点検・評価項目
|
●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
|
新型コロナウィルス感染症の影響で前年には取りやめたキャンプ実習を受講生10名程度として再開した。従来、1テント3~4名としていたが、密を避けるまたは受講生の心理に配慮する意味で1人1テントとした。キャンプ場の広島県民の森の6人用貸テントを1人ずつで使用する案も出されたが、県民の森はは一旦閉鎖されており、メンテナンスに不安があったため、試験的に1人用ドーム型テントを私費購入し、これを使用した。学内で家型テントの設営実習は行っていたが、現地実習の前日のミーティングでこのテントを渡し、このパーツは何のためなのか程度の教示でたてさせた。現地のテントを借りたグループが雨の中で四苦八苦したのに対し、1人用ドーム型テントのグループは、前日にはグループで1基しかたてなかったにもかかわらず、雨が降り出す前に全員がたて終っていた。
前期の運動スポーツ実習(バスケットボール)では、半数近くの時間をオンデマンド型にせざるを得なかったため、ディフェンスポジショニングの修正で手いっぱいで、ボール保持者以外の3人目の味方に注意を向ける、自身が次の次のパスをどこで受けるか予測して移動する課題を導入することができなかった。
後期の同科目では、身体接触を避けるため、通常はパーソナルファウルと判定されないものもファウルとして行った。シュートのドリルで、味方がスペースをつくったり、インサイドを大きく空ける動きをする課題を早い段階で取り入れた。自身がシュートをする前にこのようなことが行われる必要があることが理解されたためかもしれないが、ハーフコートの5対5の攻防で、コートを広く使えるようになった。
|
●2.(1)教育内容・方法の工夫
|
運動科学論のオンデマンド教材として、下記「歩きスマホやめませんか」と題する二重課題の実験課題を提示した。音刺激に対する6回の系列反応を行う間に、4回提示される2桁の数字(合計8個)を記憶する課題であった。歩きスマホを題材とした多重課題における情報処理容量の配分に関するレポートで、この実験後には、歩きスマホには否定的な内容を記述したものが大半となった。
|
●4.学生による本学の授業評価アンケートの実施、分析、結果の活用状況
|
オンデマンドの課題で、zipフォルダの展開について、十分に説明したつもりであったが、よく理解できなかった旨の記述があった。パワーポイントのファイルで録音した音声が急に大きくなるというものがいくつかあったが、どのように聞こえているのかモニターすることは困難であった。
このように、非対面型ではうまく伝わらないことが多い一方で、新奇な概念について、何度も聞きなおして復習ができたなどの肯定的な面もあることが明らかになった。
|
●9.学生の課外活動に対する支援(本学のサークルの部長・顧問としての活動)
|
男子バスケットボール部の顧問に就任した。
|