(最終更新日:2025-04-25 15:34:51)
  イシヅカ ヒロユキ   ISHIZUKA Hiroyuki
  石塚 浩之
   所属   広島修道大学  人文学部
   職種   教授
■ オフィスアワー
水曜4限(事前連絡が望ましい)
■ 現在の専門分野
●専門分野
言語学, 外国語教育, 図書館情報学・人文社会情報学 
●キーワード
通訳、翻訳、談話処理、概念構築、通訳訓練 
●主な研究テーマ
1. 通訳の認知的プロセスの究明 
2. 通訳訓練の外国語教育への応用 
3. 通訳記録からの2言語並行コーパスの構築 
●共同研究・研究相談が可能な内容
1. 通訳翻訳の認知プロセス、談話処理、意味構築、通訳訓練 
■ 学歴
1. 1989/04~1994/03 慶應義塾大学 経済学部 経済学科 卒業 経済学士
2. 2005/10~2007/03 University of Bath MA in Interpreting and Translating 修士課程修了 MA in Interpreting and Translating
3. 2008/04~2013/03 神戸市立神戸市外国語大学大学院 外国語学研究科 博士課程修了 博士(文学)甲第39号
■ 所属学会
1. 2007/02~ 日本通訳翻訳学会(旧日本通訳学会)
2. 2014/10~ ∟ 関西支部運営委員
3. 2024/10~ ∟ 理事
4. 2010~ 日本語用論学会
5. 2010~ 日本認知言語学会
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■ 職歴
1. 2014/04~2018/03 広島修道大学 人文学部 准教授
2. 2018/04~ 広島修道大学 人文学部 教授
3. 2022/09~2023/08 ロンドン大学SOAS 翻訳研究所 訪問研究員
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2024/04~  同時通訳における非コード置換処理の記述:技術的側面と基盤的側面 基盤研究(C) (キーワード:同時通訳、発話理解、相関モデル、順送り訳、通訳教育)
2. 2022/04~2023/03  英日通訳翻訳における語順処理 順送り訳の歴史・理論・実践 2022年度 研究成果公開促進費(学術図書) (キーワード:通訳、翻訳、語順処理、順送り)
3. 2020/04~2024/03  同時通訳における認知処理の明示化:全体的処理と部分的処理の統一的記述 基盤研究(C) (キーワード:同時通訳、認知処理、通訳訓練)
4. 2020/04~2023/03  翻訳者の訳出プロセスの可視化と、翻訳・言語研究の共有基盤の構築 基盤研究(B) (キーワード:翻訳、訳出プロセス、認知処理)
5. 2016/04~2020/03  記者会見通訳の二言語並行コーパスの構築と応用研究 基盤研究(B) (キーワード:通訳翻訳、対訳コーパス、言語処理、談話分析、記者会見)
■ 著書・論文歴
1. 著書  大学で「英語」(ことば)と向き合う—色とりどりの英語の世界 (広島修道大学学術選書) (共著) 2024/04 Link
2. 著書  Corpora in Interpreting Studies: East Asian Perspectives (共著) 2023/12 Link
3. 著書  英日通訳翻訳における語順処理: 順送り訳の歴史・理論・実践 (共著) 2023/02 Link
4. 著書  CAN-DOリストによる教育成果の可視化 (共著) 2022/03
5. 著書  地方私立大学の英語教育への挑戦:地域で活躍できるプロフェッショナル人材の育成を目指して (共著) 2019/02
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■ 学会発表
1. 2025/03/13 Segmentation of Source Speech during English-Japanese Simultaneous Interpreting: A Basis for Progressive Processing(Translation and Interpreting Today: Research and Profession)
2. 2024/09/08 通訳コミュニケーション研究プロジェクト報告:通訳研究の可能性(日本通訳翻訳学会第25回年次大会)
3. 2024/09/08 学会誌の現在・過去・未来:編集サイドと投稿者・読者の対話を育むミニシンポジウム(日本通訳翻訳学会第25回年次大会)
4. 2023/07/10 Interpersonal cognition in simultaneous interpreters’ discourse processing(18th Internatonal Pragmatics Conference)
5. 2023/02/10 The Role of Additional Demonstratives and Interpersonal Cognition in Simultaneous Interpreting(SOAS CTS Global Seminar Series 2022-23)
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■ 授業科目
1. Project Work(通訳実践)
2. やさしい通訳訓練
3. 英語学・英語教育学ゼミナールA(通訳翻訳文献講読)
4. 英語学・英語教育学ゼミナールB(通訳翻訳文献講読)
5. 英語学・英語教育学ゼミナールC(通訳翻訳研究)
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■ 教育上の能力
●教育方法の実践例
1. 2014/04/01~ CALL教室を活用したステップ式の通訳演習プログラムの構築と実践
2. 2017/04/01~ 通訳ブース付きCALL教室での通訳演習授業
3. 2021/04/01~ セブ島貧困層住民を対象とした栄養指導プロジェクトにおける通訳翻訳指導
■ 開発した教材、教科書、参考書
1. 2023/09
「通訳翻訳と世界」授業スライド
通訳翻訳と世界
単著・共著の別:単著
2. 2024/04
通訳翻訳と世界
日本語と英語
単著・共著の別:単著
3. 2024/06
通訳データ分析入門
ゼミナールC
単著・共著の別:単著
■ 改善への取り組み
前年度(2024年度分)の点検・評価項目
●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
[通訳コース] 健康栄養学科栢下ゼミと合同でセブ島栄養改善プロジェクトを進めた。このプロジェクトは2022年度から3年間の予定で(株)味の素の助成金を受けていたが、2024年度でいったん区切りをつけた。そのほか、2024年度は、その他、BFA U12アジア選手権野球大会(松山・今治)、カナダ女子野球チーム合宿(三次)など、多くの実践的活動を授業に取りこんだ。これらの実績は、学生が主体的に学修する仕組みを構築できた成果であり、十分に目標を達成したと言える。 [英検攻略] 例年通りの目標を設定し、講義内容に加え、毎週の授業での小テストを実施した。3年生の履修者は英検準1級あるいはTOEIC 700という条件は満たしていたものの、基礎的なスキルや知識に不安があり、この点を意識した学修習慣の確立を促した。 [通訳翻訳と世界] 教養科目ではあるが、先行研究の内容に自分なりの見解を盛り込み、最新のAI技術の応用なども講義内容に取り込み、独自の通訳翻訳史の提示を目指した。
●2.(1)教育内容・方法の工夫
[ゼミナールCD] 在外研究の成果を踏まえ、最新の通訳翻訳研究の動向をゼミの指導に取り込んだ。文芸翻訳の分析データは、世界市場における近年の日本人女性作家の評価を反映した作品を使用した。通訳分析では、マルチモーダル分析の現状を学ぶため、JNPCコーパスのデータをアノテーションツールで分析する手法を取り込んだ。活動成果は、9月の中間報告および年次報告論文でまとめ、総括のための冊子を制作した。 [日本語と英語:通訳翻訳と世界] 講義科目であったが、授業時間中にMoodleでの回答コーナーを設け、約150名の履修者全員が毎回授業参加できる仕組みを取り入れている。 [セブ島実習] 人文学部総合科目「インターンシップ」でセブ島実習に参加した学生は、活動の延長として、さまざまな活動をおこなった。 1. 「セブ島貧困救済プロジェクト書作品展」を実施。 2. 関連したシンポジウムを開催。 3. 活動成果発信のため、動画を作成。 4. 英語英文学科の動画コンテストで入賞。 5. 一連の活動をインスタグラムでも発信し記録を発信。 [通訳コース] 学生が学外で通訳関係の実践を摘む機会が豊富にあった。その都度、チームを編成し、必要な指導を行った。 1. ピースメッセージとうろう流し 2. BFA U12アジア選手権野球大会 3. セブ島栄養改善プロジェクト 4. 日米こどもサッカー大会 5. WBSCカナダチーム合宿 6. 日米合同岩国コンサート
●4.学生による本学の授業評価アンケートの実施、分析、結果の活用状況
例年通り、全体としては、特に深刻な問題は見当たらなかったが、自由記述欄の中に考慮すべき課題を見つけた。共通教育科目「通訳翻訳と世界」について、毎回の小課題や授業スライドについて、学生からの要望があった。可能な範囲では要望を取り入れ、難しい点については、授業内で説明し、学生の理解と協力を求めることとした。
●5.公開授業の実施状況
健康栄養学科栢下ゼミと合同で実施しているセブ島栄養改善プロジェクトのオンライン会合を「Project Work(通訳実践)」の公開授業として設定した。
●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
ゼミの学生や通訳コースの学生については、その都度、学修や進路についての相談に乗っている。希望する学生に対しては、就職活動のエントリーシートの作成についても指導を行った。すでに卒業した学生からの相談にも、随時、応じている。成績不振学生については、随時、ShuRにて出席状況等を確認し、必要に応じ、保証人との面談を実施した。
●9.学生の課外活動に対する支援(本学のサークルの部長・顧問としての活動)
なし