(最終更新日:2024-03-18 13:18:45)
  イシヅカ ヒロユキ   ISHIZUKA Hiroyuki
  石塚 浩之
   所属   広島修道大学  人文学部
   職種   教授
■ オフィスアワー
水曜4限(事前連絡が望ましい)
■ 現在の専門分野
●専門分野
言語学, 外国語教育, 図書館情報学・人文社会情報学 
●キーワード
通訳、翻訳、談話処理、概念構築、通訳訓練 
●主な研究テーマ
1. 通訳の認知的プロセスの究明 
2. 通訳訓練の外国語教育への応用 
3. 通訳記録からの2言語並行コーパスの構築 
●共同研究・研究相談が可能な内容
1. 通訳翻訳の認知プロセス、談話処理、意味構築、通訳訓練 
■ 学歴
1. 1989/04~1994/03 慶應義塾大学 経済学部 経済学科 卒業 経済学士
2. 2005/10~2007/03 University of Bath MA in Interpreting and Translating 修士課程修了 MA in Interpreting and Translating
3. 2008/04~2013/03 神戸市立神戸市外国語大学大学院 外国語学研究科 博士課程修了 博士(文学)甲第39号
■ 所属学会
1. 2007/02~ 日本通訳翻訳学会(旧日本通訳学会)
2. 2010~ 日本語用論学会
3. 2010~ 日本認知言語学会
4. 2014~ 国際語用論学会
5. 2018~ International Association for Translation and Intercultural Studies Link
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■ 職歴
1. 2014/04~2018/03 広島修道大学 人文学部 准教授
2. 2018/04~ 広島修道大学 人文学部 教授
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2022/04~2023/03  英日通訳翻訳における語順処理 順送り訳の歴史・理論・実践 2022年度 研究成果公開促進費(学術図書) (キーワード:通訳、翻訳、語順処理、順送り)
2. 2020/04~2024/03  同時通訳における認知処理の明示化:全体的処理と部分的処理の統一的記述 基盤研究(C) (キーワード:同時通訳、認知処理、通訳訓練)
3. 2020/04~2023/03  翻訳者の訳出プロセスの可視化と、翻訳・言語研究の共有基盤の構築 基盤研究(B) (キーワード:翻訳、訳出プロセス、認知処理)
4. 2016/04~2020/03  記者会見通訳の二言語並行コーパスの構築と応用研究 基盤研究(B) (キーワード:通訳翻訳、対訳コーパス、言語処理、談話分析、記者会見)
■ 著書・論文歴
1. 著書  Corpora in Interpreting Studies: East Asian Perspectives (共著) 2023/12 Link
2. 著書  英日通訳翻訳における語順処理: 順送り訳の歴史・理論・実践 (共著) 2023/02 Link
3. 著書  CAN-DOリストによる教育成果の可視化 (共著) 2022/03
4. 著書  地方私立大学の英語教育への挑戦:地域で活躍できるプロフェッショナル人材の育成を目指して (共著) 2019/02
5. 著書  ビジネスパーソンのための英語発信力強化演習 通訳訓練法でプレゼンテーションを成功させる (単著) 2016/09
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■ 学会発表
1. 2023/07/10 Interpersonal cognition in simultaneous interpreters’ discourse processing(18th Internatonal Pragmatics Conference)
2. 2023/02/10 The Role of Additional Demonstratives and Interpersonal Cognition in Simultaneous Interpreting(SOAS CTS Global Seminar Series 2022-23)
3. 2022/12/08 How Multiple Visual Input Affects Interpreting Performance in Remote Simultaneous Interpreting (RSI): An Experimental Study(The 3rd HKBU International Conference on Interpreting)
4. 2022/09/04 同時通訳における情報保持:相関モデルの立場から(日本通訳翻訳学会第23回年次大会)
5. 2020/06/20 同時通訳の訳出における指示表現の追加: 通訳データベース(JNPCコーパス)の活用事例(日本通訳翻訳学会関東支部第55回例会)
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■ 教育上の能力
●教育方法の実践例
1. 2014/04/01~ CALL教室を活用したステップ式の通訳演習プログラムの構築と実践
2. 2017/04/01~ 通訳ブース付きCALL教室での通訳演習授業
3. 2021/04/01~ セブ島貧困層住民を対象とした栄養指導プロジェクトにおける通訳翻訳指導
■ 教育に関する発表
1. 2019/06
通訳プロセスを踏まえた リプロダクションの指導法
関西英語教育学会
関西英語教育学会 (KELES) 第24回研究大会
単著・共著の別:単独
■ 開発した教材、教科書、参考書
1. 2020/01
英検1級単語テスト(全28回)
単著・共著の別:単著
■ 改善への取り組み
前年度の点検・評価項目
●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
[通訳コース] 健康栄養学科栢下ゼミと合同でセブ島貧困救済プロジェクトを指導し、全国でも類例のない実践的な内容の授業を実施した。このプロジェクトは前年度の活動成果が評価され、2022年度から(株)味の素の助成金を受けている。後期から派遣研究に入ったが、オンラインでプロジェクトの運営と指導は継続し、11月にはセブ・広島・ロンドンの3カ所をZoomで結び、国際会議を開催した。地域通訳案内士の受験指導も行い、今年度も合格者を輩出できた。これらは、学生主体の資格受験対策が軌道に乗ってきた成果であり、十分に目標を達成したと言える。 [ゼミナール] ゼミナールAは読解力養成の科目であるが、専門分野の特性と学生の興味を考慮し、文献の精読だけでなく、翻訳の実践と分析を組み合わせた授業を行い、通訳翻訳研究の入門の場とした。 [英検攻略] 例年通りの目標を設定し、講義内容に加え、毎週の授業での小テスト、リーディング・ログを実施した。受講者2名のうちは、それぞれ後期に1級合格、1級1次試験合格を実現し、授業の目標は達成できたといえる。 [通訳翻訳と世界] 教養科目ではあるが、先行研究の内容に自分なりの見解を盛り込み、独自の通訳翻訳史の提示を目指した。
●2.(1)教育内容・方法の工夫
[通訳コース] 健康栄養学科栢下ゼミと合同でセブ島貧困救済プロジェクトを継続している。授業の一環として、プロジェクトの広報活動にも力を入れ、大学のウェブサイトの専用ページで、随時、活動状況を報告することで、学生の動機づけを図った。通訳だけでなく、翻訳もプロジェクトに組み入れ、総合的な言語サポートを経験させた。後期は派遣研究に入ったが、オンラインでのプロジェクト運営と指導は継続している。 [ゼミナール] ゼミナールAは読解力養成の科目であるが、専門分野の特性と学生の興味を考慮し、文献の精読だけでなく、翻訳の実践と分析を組み合わせた授業を行い、データ分析のノウハウとレポートの作成まで組み込んだ。 [英検攻略] 過去問、単語集を活用した英検対策の他、TIMEやEconomistから最新記事を読み、時事的知識の理解を深めた。 [通訳翻訳と世界] 講義科目であったが、授業時間中にMoodleでの回答コーナーを設け、履修者全員が授業参加できる仕組みを取り入れている。
●4.学生による本学の授業評価アンケート(独自のものでも可)の実施、分析、結果の活用状況
派遣研究期間中につき、授業評価アンケートの結果は確認していない。
●5.公開授業の実施状況
「通訳演習I(通訳入門)」にて公開授業は実施したが、残念ながら参観者はいなかった。
●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
前期に各科目の授業を履修した学生には、その都度、相談に対応していた。  後期は、通訳コース生、英検対科目履修生を中心に、さまざまな相談に対応し、指導を継続している。派遣研究中も、学内TOEIC IPのスコアを確認し、学生の学習状態を把握し、個別の状況に応じたアドバイスを行い、希望する学生にはGoogle classroomなどから自習用教材を配布した。また、すでに卒業した学生からの各種相談にも応じている。  英検1級、地域通訳案内士の資格対策としては、これから資格取得を目指す学生にすでに資格取得した学生を紹介し、学生同士の情報交換を促している。
●9.学生の課外活動に対する支援(本学のサークルの部長・顧問としての活動)
なし。