前年度(2024年度分)の点検・評価項目
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●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
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[通訳コース] 健康栄養学科栢下ゼミと合同でセブ島栄養改善プロジェクトを進めた。このプロジェクトは2022年度から3年間の予定で(株)味の素の助成金を受けていたが、2024年度でいったん区切りをつけた。そのほか、2024年度は、その他、BFA U12アジア選手権野球大会(松山・今治)、カナダ女子野球チーム合宿(三次)など、多くの実践的活動を授業に取りこんだ。これらの実績は、学生が主体的に学修する仕組みを構築できた成果であり、十分に目標を達成したと言える。
[英検攻略] 例年通りの目標を設定し、講義内容に加え、毎週の授業での小テストを実施した。3年生の履修者は英検準1級あるいはTOEIC 700という条件は満たしていたものの、基礎的なスキルや知識に不安があり、この点を意識した学修習慣の確立を促した。
[通訳翻訳と世界] 教養科目ではあるが、先行研究の内容に自分なりの見解を盛り込み、最新のAI技術の応用なども講義内容に取り込み、独自の通訳翻訳史の提示を目指した。
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●2.(1)教育内容・方法の工夫
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[ゼミナールCD] 在外研究の成果を踏まえ、最新の通訳翻訳研究の動向をゼミの指導に取り込んだ。文芸翻訳の分析データは、世界市場における近年の日本人女性作家の評価を反映した作品を使用した。通訳分析では、マルチモーダル分析の現状を学ぶため、JNPCコーパスのデータをアノテーションツールで分析する手法を取り込んだ。活動成果は、9月の中間報告および年次報告論文でまとめ、総括のための冊子を制作した。
[日本語と英語:通訳翻訳と世界] 講義科目であったが、授業時間中にMoodleでの回答コーナーを設け、約150名の履修者全員が毎回授業参加できる仕組みを取り入れている。
[セブ島実習]
人文学部総合科目「インターンシップ」でセブ島実習に参加した学生は、活動の延長として、さまざまな活動をおこなった。
1. 「セブ島貧困救済プロジェクト書作品展」を実施。
2. 関連したシンポジウムを開催。
3. 活動成果発信のため、動画を作成。
4. 英語英文学科の動画コンテストで入賞。
5. 一連の活動をインスタグラムでも発信し記録を発信。
[通訳コース]
学生が学外で通訳関係の実践を摘む機会が豊富にあった。その都度、チームを編成し、必要な指導を行った。
1. ピースメッセージとうろう流し
2. BFA U12アジア選手権野球大会
3. セブ島栄養改善プロジェクト
4. 日米こどもサッカー大会
5. WBSCカナダチーム合宿
6. 日米合同岩国コンサート
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●4.学生による本学の授業評価アンケートの実施、分析、結果の活用状況
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例年通り、全体としては、特に深刻な問題は見当たらなかったが、自由記述欄の中に考慮すべき課題を見つけた。共通教育科目「通訳翻訳と世界」について、毎回の小課題や授業スライドについて、学生からの要望があった。可能な範囲では要望を取り入れ、難しい点については、授業内で説明し、学生の理解と協力を求めることとした。
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●5.公開授業の実施状況
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健康栄養学科栢下ゼミと合同で実施しているセブ島栄養改善プロジェクトのオンライン会合を「Project Work(通訳実践)」の公開授業として設定した。
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●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
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ゼミの学生や通訳コースの学生については、その都度、学修や進路についての相談に乗っている。希望する学生に対しては、就職活動のエントリーシートの作成についても指導を行った。すでに卒業した学生からの相談にも、随時、応じている。成績不振学生については、随時、ShuRにて出席状況等を確認し、必要に応じ、保証人との面談を実施した。
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●9.学生の課外活動に対する支援(本学のサークルの部長・顧問としての活動)
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なし
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