(最終更新日:2024-09-10 10:43:20)
  カワムラ クニオ   KAWAMURA Kunio
  川村 邦男
   所属   広島修道大学  人間環境学部
   職種   教授
■ オフィスアワー
適宜.あらかじめ連絡をください.内線は2283
■ 現在の専門分野
●専門分野
生命の起原, 環境化学技術, 熱水化学技術, 分析化学, 核酸化学, 化学反応速度論, 市民科学 
●キーワード
生命の起源,熱水,環境技術,核酸,タンパク質,金属分析,廃棄物処理法 
●主な研究テーマ
1. 高温高圧液相反応の高速その場紫外可視分光光度法の開発 
2. 熱水フローリアクターを用いるタンパク質および核酸の化学進化過程の研究 
3. 前生物的素材を用いる人工進化システムの構築 
4. 熱水フローリアクター技術の環境問題への応用 
5. 生命と文明のアナロジーと環境問題への応用 
6. 市民科学:環境・理科教育の推進のための教材の開発 
●共同研究・研究相談が可能な内容
1. 環境化学関連技術全般。衣類などの含セルロース廃棄物の有用利用。金属イオンの分析。核酸やタンパク質の分析。水関連の化学全般。熱水などの高温高圧溶液反応に関連する化学および技術。分析化学全般。生命の起源に関する自然科学。プラズマ化学。理科教材の開発。 
■ 学歴
1. 1985/04~1988/03 東北大学大学院 工学研究科 材料化学専攻博士後期課程修了 工学博士
2. 1983/04~1985/03 東北大学大学院 工学研究科 材料化学専攻博士前期課程修了 工学修士
3. ~1983/03 東北大学 工学部 応用化学科 卒業 工学士
■ 資格・免許
1. 1996/11 高圧ガス製造保安責任者丙種化学
2. 2008/12 危険物取扱者 甲種
■ 所属学会
1. 1983~ 日本分析化学会
2. 2011/10~ ∟ 中国四国支部支部幹事
3. 1985~ 日本化学会
4. 1992~ アメリカ化学会
5. 1992~ 国際生命の起源学会 (ISSOL)
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■ 職歴
1. 1988/04~1992/03 東北大学 工学部分子化学工学科 助手
2. 1990/07~1990/09 オーストラリア ビクトリア州石炭公社(CCV) 客員研究員
3. 1992/04~1995/03 米国レンセラー工科大学 博士研究員
4. 1995/04~2001/03 大阪府立大学 工学部応用化学科 助手
5. 2001/04~2005/03 大阪府立大学大学院 工学研究科応用化学分野(部局化により) 助手
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■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2023/06~2024/03  ナノ秒パルス放電プラズマによる水溶液中でのオリゴペプチド生成反応 競争的資金等の外部資金による研究 (キーワード:プラズマ,化学進化,ペプチド,核酸)
2. 2022/09~2023/03  ナノ秒パルス放電プラズマによる水溶液中でのオリゴペプチド生成反応 競争的資金等の外部資金による研究 (キーワード:ペプチド合成、プラズマ)
3. 2020/08~2021/03  ナノ秒パルス放電プラズマによる水溶液中でのオリゴペプチド生成反応 競争的資金等の外部資金による研究 
4. 2019/06~2020/03  ナノ秒パルス放電プラズマによる水溶液中でのオリゴペプチド生成反応 競争的資金等の外部資金による研究 
5. 2019/04~2025/03  冥王代のプラズマ過程と鉱物熱水環境を多段シミュレーションする化学進化研究 基盤研究(B) 
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■ 著書・論文歴
1. 著書  生命起源の事典 (共著) 2024/04
2. 著書  The First Steps of Life (共著) 2024/02
3. 著書  ChaptersChapters “Activated Nucleotide, p.54-55”, “Nucleotide Phosphirimidazolide, p.2105-2106”, and “Oligonuleotide, p.2160-2161”, in “Encyclopedia of Astrobiology", Eds. by M. Garguad et al. (共著) 2023/07
4. 著書  A Non-paradoxical Pathway for the Chemical Evolution toward the Most Primitive RNA-based Life-like System, in “Evolution, Origin of Life, Concepts and Methods” Ed. by Pierre Pontarotti, Evolutionary Biology Book, p. 3 – 30, Springer, 2019. (共著) 2019/09
5. 著書  Chapters “Activated Nucleotide”, “Nucleotide Phosphirimidazolide”, and “Oligonuleotide”, in “Encyclopedia of Astrobiology” (共著) 2015/07
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■ 学会発表
1. 2024/09/12 熱水分析ツールによる原始地球上でのRNAおよびタンパク質の化学進化過程の解明(日本分析化学会 第73年会)
2. 2024/08/29 日本の自然科学と技術教育(縮小社会研究会,第82回研究会)
3. 2023/09/14 熱水化学反応分析ツールの生命起源研究および環境技術への展開(日本分析化学会 第72年会)
4. 2023/03/07 ナノ秒パルス放電プラズマによる水溶液中での オリゴペプチド生成反応(熊本大学産業ナノマテリアル研究所・共同研究成果報告会)
5. 2021/12/20 Environmental harmless chemical technology(The 6th EnvironmentAsia Virtual International Conference on “Challenge of Global Environmental Changes in the 21st Century”)
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■ 受賞学術賞
1. 2009/05 イノセンティブ社によるオープンイノベーション募集への採択
2. 2009/05 高温高圧マイクロフローUV-vis吸光光度法の開発:ベンジルアルコール酸化反応の追跡(学生ポスター賞)
3. 2010/05 試薬放出キャピラリー等電点電気泳動に基づく高感度バイオ分析デバイスの開発(学生ポスター賞)
4. 2010/07 大阪府立大学 平成22年度優秀外部研究資金獲得表彰
■ 取得特許
1. 1987/12/04 pH感応性固体材料(昭62-307255)
2. 2001/09/26 高温高圧溶液反応の高速紫外可視吸光光度法用反応追跡分析装置(2001-293712)
3. 2002/12/13 高温高圧溶液反応の高速追跡方法及びそれに用いる装置(3378936)
4. 2004/06/02 オリゴペプチドの合成方法及びその装置(2004-164287)
5. 2009/10/29 オリゴペプチドの製造方法(2009-248365)
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■ 授業科目
1. 宇宙と物質と生命の科学
2. 化学
3. 環境ゼミナールa_03
4. 環境ゼミナールb_03
5. 環境科学の基礎
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■ 主要学科目
化学
■ 社会における活動
1. 2020/07~2020/07 日経新聞によるウイルスと生命の起源に関する取材を受けた
2. 2020/07~2020/07 日本経済新聞社からの取材
3. 2019/03~2019/03 NPO広島循環型社会推進機構からの相談
4. 2019/03~ (新聞等の記事等への対応)NPO広島循環型社会推進機構からの依頼
5. 2017/09~2017/09 (その他の講師)高大連携事業・鈴峯CCコース課題研究
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■ 委員会・協会等
1. 1997~ 稲盛財団,盛和スカラーズソサエティ 会員
2. 2000~ An advisor of The Origin-of-Life Prize (The Origin-of-Life Foundation, Inc.) メンバー
3. 2005/06 International Symposium on Origins of Life and Astrobiology オーガナイザーおよびセッションオーガナイザー
4. 2010/03 “International Workshop on Chemical Evolution & Origin of Life”, Roorkee, 2010, March 7 International advisory board(アドバイザリーボード)
5. 2011/09~2015/03/31 Origins 2014 運営委員
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■ 役職
1. 2024/04/01~2026/03/31 広島修道大学 人間環境学部長
■ 教育上の能力
●教育方法の実践例
1. 2023/04/01~2024/03/31 化学における授業実践
2. 2023/04/01~2024/03/31 環境ゼミナールa における授業実践
3. 2023/04/01~2024/03/31 環境ゼミナールb における授業実践
4. 2023/04/01~2024/03/31 環境科学の基礎における授業実践
5. 2023/04/01~2024/03/31 水環境の生活化学における授業実践
●作成した教科書、教材
●当該教員の教育上の能力に関する大学等の評価
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■ 開発した教材、教科書、参考書
1. 2019/04
化学講義用の配布物およびスライド
化学
単著・共著の別:単著
2. 2019/04
卒業研究講義用の配布物及びスライド
卒業研究
単著・共著の別:単著
3. 2019/04
環境ゼミナールa講義用の配布物及びスライド
環境ゼミナールa
単著・共著の別:単著
4. 2019/04
環境科学の基礎およびリテラシー形成特殊講義(環境科学の基礎)講義用の配布物及びスライド
環境科学の基礎およびリテラシー形成特殊講義(環境科学の基礎)
単著・共著の別:単著
5. 2019/04
総合教養講義a(宇宙と環境科学)講義用の配布物及びスライド
総合教養講義a(宇宙と環境科学)
単著・共著の別:単著
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■ メールアドレス
  kyoin_mail
■ ホームページ
   http://ns1.shudo-u.ac.jp/~kawamura/index.html
■ メッセージ
2011年3月11日の大震災と原発事故の衝撃は、我々に生き方を根本的に見直す機会を与えました。残念ながら、社会問題に対する人々の関心は薄れ,未来に向けた社会をつくる機会を逃しつつあります。未来に向けたエネルギーの確保と,グローバルな環境対策もきわめて深刻な状況にあります。21世紀半ばまでに解決しなければ手遅れになるでしょう。また、国際的な環境も大いに変化しつつあります。しかし多くの国民は、現状を理解し、決断し、行動することができません。その原因の一つは、国民の科学技術リテラシーが低いことにあります。多くの国民にとって、系統的に自然科学と技術を勉強することが必要であり、その教育の場として大学があります。これから来る社会変動に対して敏感になり、様々なことをいま勉強しておくべきです。
■ 改善への取り組み
前年度の点検・評価項目
●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
授業は全てシラバス通りに進めた。成績評価については最初の講義で明示しており、それに従って成績評価した。2023年度は、オンデマンド授業やオンラインの課題を利用して授業を進める方式を導入することと、長年の試行錯誤によって、文系学生への自然科学系授業の一つの形を確立できたと考えている。
●2.(1)教育内容・方法の工夫
2020年から始まったコロナ禍におけるオンデマンドとオンラインでの授業の創意工夫を通じて、授業開始時に自分が学ぶべき内容を自覚させ、授業後にさらに課題を整理する等授業形態を、90分の授業の中ですすめる基本的手法を2023年度にはおおむね確立することができた。また、対面授業が復活し、ゼミナール科目と卒業研究では、学生と終始議論を十分に重ね実践的学修を進めた。とくに、文系大学ではあまり行われていない、ものづくりを主題として学修を進めることができた。少人数であるため学生アンケートによるフィードバックはできなかったが、受講生と議論する中で学修効果は十分に高かったと判断できた。
●4.学生による本学の授業評価アンケートの実施、分析、結果の活用状況
学生による授業評価アンケートは毎年行っている。この中身を十分に読み、データを分析して、授業改善に活用した。おおむね理系科目は評価は低く、数値で表される評価を高くすることが教育の中身を改善することには単純には繋がらない。根本的には、小学校から高校までの学修の改善が必要である。一方、アンケートの個別の意見には、学生の考え方を反映しているもののもあり、授業に逐次取り入れてきた。
●5.公開授業の実施状況
「環境ゼミナールa」を前期に公開したが、参観者はなかった。
●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
単位僅少学生の学生には面談をするために全員に対して連絡を行った。実際には応答がない学生もあり、全員に対しては面談を行えなかった。面談においては、学修、進路などについて相談に応じた。また、3年生時にだけ履修できる環境ゼミナールを再履修したい学生への対応を行うなど、個別の全ての相談に対応した。
●9.学生の課外活動に対する支援(本学のサークルの部長・顧問としての活動)
なし。