(最終更新日:2025-09-24 11:46:46)
  カワムラ クニオ   KAWAMURA Kunio
  川村 邦男
   所属   広島修道大学  人間環境学部
   職種   教授
■ オフィスアワー
適宜.あらかじめ連絡をください.内線は2283
■ 現在の専門分野
●専門分野
生命の起原, 環境化学技術, 熱水化学, 分析化学, 核酸化学, 化学反応速度論, 市民科学, 化学リサイクル, グリーン化学 
●キーワード
生命の起源,熱水,環境技術,核酸,タンパク質,金属分析,化学リサイクル、科学教育、市民科学 
●主な研究テーマ
1. 高温高圧液相反応の高速その場紫外可視分光光度法の開発 
2. 熱水フローリアクターを用いるタンパク質および核酸の化学進化過程の研究 
3. 前生物的素材を用いる人工進化システムの構築 
4. 熱水フローリアクター技術の環境問題への応用 
5. 生命と文明のアナロジーと環境問題への応用 
6. 市民科学:環境・理科教育の推進のための教材の開発 
●共同研究・研究相談が可能な内容
1. 環境化学関連技術全般。衣類などの含セルロース廃棄物の有用利用。金属イオンの分析。核酸やタンパク質の分析。水関連の化学全般。熱水などの高温高圧溶液反応に関連する化学および技術。分析化学全般。生命の起源に関する自然科学。プラズマ化学。理科教材の開発。 
■ 学歴
1. 1985/04~1988/03 東北大学大学院 工学研究科 材料化学専攻博士後期課程修了 工学博士
2. 1983/04~1985/03 東北大学大学院 工学研究科 材料化学専攻博士前期課程修了 工学修士
3. 1979/04~1983/03 東北大学 工学部 応用化学科 卒業 工学士
■ 資格・免許
1. 1996/11 高圧ガス製造保安責任者丙種化学
2. 2008/12 危険物取扱者 甲種
■ 所属学会
1. 1983~ 日本分析化学会
2. 2011/10~ ∟ 中国四国支部支部幹事
3. 1985~ 日本化学会
4. 1992~ アメリカ化学会
5. 1992~ 国際生命の起源学会 (ISSOL)
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■ 職歴
1. 1988/04~1992/03 東北大学 工学部分子化学工学科 助手
2. 1990/07~1990/09 オーストラリア ビクトリア州石炭公社(CCV) 客員研究員
3. 1992/04~1995/03 米国、レンセラー工科大学 博士研究員
4. 1995/04~2001/03 大阪府立大学 工学部応用化学科 助手
5. 2001/04~2005/03 大阪府立大学大学院 工学研究科応用化学分野(部局化により) 助手
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■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2025/05~2026/03  ナノ秒パルス放電プラズマによる水溶液中でのオリゴペプチド生成反応 国内共同研究 (キーワード:プラズマ,化学進化,ペプチド,核酸)
2. 2023/06~2024/03  ナノ秒パルス放電プラズマによる水溶液中でのオリゴペプチド生成反応 国内共同研究 (キーワード:プラズマ,化学進化,ペプチド,核酸)
3. 2022/09~2023/03  ナノ秒パルス放電プラズマによる水溶液中でのオリゴペプチド生成反応 国内共同研究 (キーワード:ペプチド合成、プラズマ)
4. 2020/08~2021/03  ナノ秒パルス放電プラズマによる水溶液中でのオリゴペプチド生成反応 国内共同研究 
5. 2019/06~2020/03  ナノ秒パルス放電プラズマによる水溶液中でのオリゴペプチド生成反応 国内共同研究 
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■ 著書・論文歴
1. 著書  L’hydrothermalisme, facteur d’évolution chimique des systèmes simples semblables à la vie sur la Terre hadéenne
Hydrothermalism for the Chemical Evolution Toward the Simplest Life-Like System on the Hadean Earth
冥王代地球における最も単純な生命体システムへの化学進化のための水熱作用 (共著) 2024/11
2. 著書  生命起源の事典 (共著) 2024/04
3. 著書  Chapter 8, Hydrothermalism for the Chemical Evolution Toward the Simplest Life-Like System on the Hadean Earth, p163-192, in “The First Steps of Life” Ed. By Ernesto Di Mauro (共著) 2024/02
4. 著書  Chapters “Activated Nucleotide, p.54-55”, “Nucleotide Phosphirimidazolide, p.2105-2106”, and “Oligonuleotide, p.2160-2161”, in “Encyclopedia of Astrobiology", Eds. by M. Garguad et al. (共著) 2023/07
5. 著書  A Non-paradoxical Pathway for the Chemical Evolution toward the Most Primitive RNA-based Life-like System, in “Evolution, Origin of Life, Concepts and Methods” Ed. by Pierre Pontarotti, Evolutionary Biology Book (共著) 2019/09
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■ 学会発表
1. 2025/06/14 簡単な熱力学と化学に基づいて温暖化対策関連技術を説明する試み(日本環境学会 第51回研究発表会)
2. 2024/09/12 熱水分析ツールによる原始地球上でのRNAおよびタンパク質の化学進化過程の解明(日本分析化学会 第73年会)
3. 2024/08/29 日本の自然科学と技術教育(縮小社会研究会 第82回研究会)
4. 2023/09/14 熱水化学反応分析ツールの生命起源研究および環境技術への展開(日本分析化学会 第72年会)
5. 2023/03/07 ナノ秒パルス放電プラズマによる水溶液中での オリゴペプチド生成反応(熊本大学産業ナノマテリアル研究所・共同研究成果報告会)
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■ 受賞学術賞
1. 2009/05 イノセンティブ社によるオープンイノベーション募集への採択
2. 2009/05 高温高圧マイクロフローUV-vis吸光光度法の開発:ベンジルアルコール酸化反応の追跡(学生ポスター賞)
3. 2010/05 試薬放出キャピラリー等電点電気泳動に基づく高感度バイオ分析デバイスの開発(学生ポスター賞)
4. 2010/07 大阪府立大学 平成22年度優秀外部研究資金獲得表彰
■ 取得特許
1. 1987/12/04 pH感応性固体材料(昭62-307255)
2. 2001/09/26 高温高圧溶液反応の高速紫外可視吸光光度法用反応追跡分析装置(2001-293712)
3. 2002/12/13 高温高圧溶液反応の高速追跡方法及びそれに用いる装置(3378936)
4. 2004/06/02 オリゴペプチドの合成方法及びその装置(2004-164287)
5. 2010/02/02 固体充填フロー型高温高圧液相反応装置およびオリゴペプチドの合成法(2009-248365)
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■ 授業科目
1. 化学
2. 環境ゼミナールa
3. 環境ゼミナールb
4. 環境科学の基礎
5. 自然科学と技術入門
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■ 主要学科目
化学
■ 社会における活動
1. 2025/05~2025/07 株式会社リバネスによる課題研究提案(テックプランター)の依頼
2. 2024/08~2024/08 (講演会)日本の自然科学と技術教育
3. 2024/08~2024/08 修経会例会での講演会
4. 2024/08~2024/08 日本の自然科学と技術教育
5. 2022/09~2022/09 株式会社東洋高圧との高圧技術に関する情報交流
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■ 委員会・協会等
1. 2024/12/01~2025/07/31 第85回分析化学討論会 実行委員
2. 1997~ 稲盛財団,盛和スカラーズソサエティ 会員
3. 2000~ An advisor of The Origin-of-Life Prize (The Origin-of-Life Foundation, Inc.) メンバー
4. 2005/06 International Symposium on Origins of Life and Astrobiology オーガナイザーおよびセッションオーガナイザー
5. 2010/03 “International Workshop on Chemical Evolution & Origin of Life”, Roorkee, 2010, March 7 International advisory board(アドバイザリーボード)
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■ 役職
1. 2024/04/01~2026/03/31 広島修道大学 人間環境学部長
■ 教育上の能力
●教育方法の実践例
1. 2024/04/01~2025/03/31 宇宙と物質と生命の科学
2. 2024/04/01~2025/03/31 化学における授業実践
3. 2024/04/01~2025/03/31 環境ゼミナールa における授業実践
4. 2024/04/01~2025/03/31 環境ゼミナールb における授業実践
5. 2024/04/01~2025/03/31 環境科学の基礎における授業実践
●作成した教科書、教材
●当該教員の教育上の能力に関する大学等の評価
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■ 開発した教材、教科書、参考書
1. 2020/04
化学講義用の配布物およびスライド
化学
単著・共著の別:単著
2. 2020/04
卒業研究,講義用の配布物及びスライド
卒業研究
単著・共著の別:単著
3. 2020/04
環境ゼミナールa講義用の配布物及びスライド
環境ゼミナールa
単著・共著の別:単著
4. 2020/04
環境科学の基礎およびリテラシー形成特殊講義(環境科学の基礎)講義用の配布物及びスライド
環境科学の基礎およびリテラシー形成特殊講義(環境科学の基礎)
単著・共著の別:単著
5. 2020/04
総合教養講義a(宇宙と環境科学)講義用の配布物及びスライド
総合教養講義a(宇宙と環境科学)
単著・共著の別:単著
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■ メールアドレス
  kyoin_mail
■ ホームページ
   http://ns1.shudo-u.ac.jp/~kawamura/index.html
■ メッセージ
2011年3月11日の大震災と原発事故の衝撃は、我々に生き方を根本的に見直す機会を与えました。あれから14年が過ぎましたが,残念ながら、社会問題に対する人々の関心は薄れ,未来に向けた社会をつくる機会を逃しつつあります。未来に向けたエネルギーの確保と,グローバルな環境対策も深刻な状況にあります。21世紀半ばまでに解決しなければ手遅れになるでしょう。また、国際的な環境も大いに変化しつつあります。しかし多くの国民は、現状を理解し、決断し、行動することができません。その原因の一つは、国民の科学技術リテラシーが低いことにあります。多くの国民にとって、系統的に自然科学と技術を勉強することが必要であり、その教育の場として大学があります。これから来る社会変動に対して敏感になり、様々なことをいま勉強しておくべきです。
■ 改善への取り組み
前年度(2024年度分)の点検・評価項目
●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
授業は全てシラバス通りに進めた。成績評価については最初の講義で明示しており、それに従って成績評価した。また,ルーブリックを提示し,それに従って成績評価を行った。2024年度は、長年の試行錯誤によって、文系学生への自然科学系授業の一つの形を確立できたと考えている。 また,2022年度入学生に対して必修化された卒業研究につながる科目である環境ゼミナールaおよびbは大幅に内容を変更し,変更内容に沿って授業を進めた。この結果,卒業研究につながる学修成果があったと評価した。
●2.(1)教育内容・方法の工夫
2020年から始まったコロナ禍におけるオンデマンドとオンラインでの授業の創意工夫を通じて、授業開始時に自分が学ぶべき内容を自覚させ、授業中および授業後に課題を整理する等授業形態を、90分授業ですすめる基本的手法を確立し,改良を加えることができた。また、対面授業が復活し、ゼミナール科目と卒業研究では、学生と終始議論を十分に重ね実践的学修を進めた。とくに、文系大学ではほぼ行われていない、ものづくりを主題として学修を進め,数年継続した結果,学修成果が高まっていると評価できた。
●4.学生による本学の授業評価アンケートの実施、分析、結果の活用状況
学生による授業評価アンケートを2024年度も実施した。この中身を十分に読み、データを分析し、授業改善に活用した。おおむね理系科目の評価は低い。これは学生の理解が難しいとうことがあることが一因であるので,数値で表される評価を高くすることを教育目標にすることは,良い方法ではない。根本的には、小学校から高校までの学修の改善が必要である。一方、アンケートの個別の意見には、学生の考え方を反映しているもののもあり、授業に逐次取り入れてきた。
●5.公開授業の実施状況
環境科学の基礎を公開し、参観者は0人だった。
●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
単位僅少学生への対応を行った。また,運営会議で報告された学生からの告発に相当する内容については,学習支援センターおよびひろみらセンタースタッフと協力し,複数回の面談を行った。この学生への対応を行った。また,白石助教のゼミ生について学生相談室と相談を行い,白石助教と相談対応した。