前年度の点検・評価項目
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●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
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授業の方針は、単なる知識の習得にとどまらず自らに生かす知識と他者を理解する技術を修得することを目指している。授業計画の柱は「現代社会を生きるために」をメインテーマに、学生自身が建設的に社会生活を営めるよう、また自他共に信頼できる対等な人間関係のあり方について講義・実習を行った。
学部実習では学生自らが研究計画を立ててレポートを書き上げることができるようになった。演習では心理学的知識を習得し建設的な対人関係を保つための相互支援ができるようになった。4年生は卒業論文として研究の成果をまとめることができた。
大学院では、講義科目で心理臨床に必要な知識、実習科目で心理臨床に必要な技能を修得した。
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●2.(1)教育内容・方法の工夫
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オンライン授業と対面授業を併用した授業形態から対面授業への移行がなされが、実験や実習科目は対面で指導することできた。同時に、オンライン授業で培った、オンラインでできる教材や課題を提示する環境を活用できた。
授業外の自学用教材を作成し、「Shudo Moodle」を活用して、授業期はもちろん、休暇中においても在宅で自習ができるよう学外(自宅など)で学習を促した。
修士論文、卒業論文、応用実習等では、対面での実験ができなくなったが、オンラインでできる実験の工夫や調査に切り替え、むしろその利点を生かした論文指導を行った。演習の授業では、オンラインであってもできるだけ、学生相互がディスカッションできる機会を増やし、相互に支援できる体制を整えた。
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●3.(1)国際学会、国内学会、研究会等における発表など
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2021/06/20 日本バイオフィードバック学会 シンポジウム
「バーチャルリアリティによるオンライン・バイオフィードバックの試み」
企画・司会
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●4.学生による本学の授業評価アンケートの実施、分析、結果の活用状況
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「臨床心理学概論(回答数87名)」で授業評価アンケートを実施した。「授業の体系性」では設問平均4.8、「教授方法・講義内容」の設問平均4.8の評価であった。「授業の狙いや学習目標は明確であったか」の設問に4.9の評価を得た。一方で「授業内容は理解できたか」の設問では4.6の評価であった。次年度以降、授業内容について理解しやすくなるよう検討する。
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●5.公開授業の実施状況
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公開授業としては実施できていない。本学の心理専門職(カウンセラー)に演習授業を参観(参加)していただき、授業に対しての助言を受けている。
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●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
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心身の不調で投稿できない学生に対して面談をして、学生相談室に繋いだり個別の指導を行うなどして学生生活が持続できるよう対応した。
単位僅少学生に対しては個別に面談し、経済的状況や心身の状況などを確認し、単位僅少に至る過程を明らかにするとともに、今後の対応について話し合い具体的な行動変容を促した。
「心理学検定」や「メンタルヘルス・マネジメント検定」などの受検を勧めた。
公務員(心理専門職)試験についての情報を提供や就職支援を行った。大学院進学を希望する学生に対して進路指導ならびに事前面談を行った。
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●9.学生の課外活動に対する支援(本学のサークルの部長・顧問としての活動)
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本学サークルの部長・顧問、学友会公認の活動は行っていないが、心理学科の学生が参加できる課外活動を支援している。
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