前年度(2024年度分)の点検・評価項目
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●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
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担当科⽬全てにおいて、第1回授業時に、授業の⽅針や授業計画と授業内容についてアナウンスしました。講義形式の授業では、毎回、授業時の最後に、次の授業内容に関する課題を提⽰し、また、各授業回においてその回の授業テーマ‧内容を最初に提⽰し、学⽣に授業内容の⾒通しを持たせ、授業への興味関⼼を喚起するよう⼼がけました。さらに、学期途中に複数回、内容確認テストの実施とテスト後の回答説明をおこなって、授業で学んだ知識の定着を⽬指しました。これらの取り組みやテスト結果、学期末の授業アンケート評価から、⽬標はほぼ達成できたと感じています。ゼミでの演習授業については、論⽂講読が中⼼となりますが、論⽂をレビューする際の視点をあらかじめ設定し(「研究の理論的背景」「先⾏研究に対する批判的検討」「論⽂のオリジナリティ」など)、担当者のレビュー発表の後、全員でディスカッションを⾏いながら、授業を通して、学⽣⾃⾝が研究論⽂を読み込む⼒を養うとともに、研究スキルを学び、⾃ら考える⼒を⾝に着けることを⽬指しています。
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●2.(1)教育内容・方法の工夫
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講義形式の授業であっても、学⽣と「双⽅向のやり取り」が可能な授業を⽬指しました。具体的には、Moodle上で寄せられる授業への質問に対して次の授業回で回答することや、毎回次週に向けた宿題を課して、次回の授業冒頭でその課題について確認することで、その授業への興味を喚起すること、さらには,授業中に適宜学⽣の理解度を確かめるために、此⽅から学⽣に対する質問を発することで、学⽣⾃らが「考える」時間を設定しました。また、授業における「受講⽣全員での⼀体感」を重視し、問題を全員で共有することを常に⼼がけました。また、演習授業では、「プレゼンテーション」と「ディスカッション」の機会を提供し、個⼈の考えや知識が他者との関わりの中で強化され、或いは修正されることを通してより明確なものへと変化するプロセスを学⽣たちに体験してもらいました。
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●4.学生による本学の授業評価アンケートの実施、分析、結果の活用状況
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授業評価アンケートの結果、5項目の問い「Q1 授業内容はシラバスと一致していた」「Q2 教員の学生への対応は適切だった(質問への応答や受講指導等)」「Q3 授業は興味・関心を刺激するものだった」「Q4 授業は満足できるものだった」「Q5 毎回授業の前後にどれくらい学習しましたか」について、30人以上の履修者がいた3科目(「教育・学校心理学」「心理調査概論」「心理学外国語文献」)について、いずれの授業科目でもQ1~Q4は回答者の9割以上が「そう思う」と回答していました。Q5については「30分~1時間未満」が多く、次いで「1時間~2時間未満」「勉強していない~30分未満」という回答でした。
なお、⾃由記述欄に記⼊されたコメントは、「配布する資料以外にもmoodleに論文や資料を置いてくださって学習の理解が深まりました。課題やテストのフィードバックもして下さり自分の回答に対する不安や疑問が解消できました。」「調査の仕方について深く学べ、卒業論文を書くときなどに参考できる内容ばかりで受けて良かったです。質問にも丁寧に答えてくださったので有難かったです。」「英語論文を読むことに対する抵抗感が、授業を通して減っていきました。心理学用語など新しい知識も必要ですが意外とこれまでの英語の知識で読めることがわかりました。これから読む際も習ったことを活かして読んでいきたいと思います。」などすべて肯定的な評価でした。今後も引き続き、学⽣さんたちにとって学びやすい授業環境を整えていきたいと思いました。
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●5.公開授業の実施状況
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教育・学校心理学を公開し、参観者は0人だった。
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●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
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単位僅少学⽣への対応について、前期、後期ともにチューターとして担当していた学⽣で単位僅少に該当した学⽣と⾯談をし、必要な指導を⾏いました。また、ゼミの学⽣からの就職活動相談や進路相談に対して適宜⾯談をするなど個別に対応を⾏いました。
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