前年度の点検・評価項目
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●1.授業の方針や授業計画と実際の授業の内容及び授業目標の達成度
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授業形態がたびたび変更されたが,授業方針はかえることなく,全体として実際の授業の内容及び目標を達成できた。非対面の授業を続けた学生に,特に丁寧に理解の仕方や学習の仕方を指導をしてきた。演習クラスでは文章の読み取りのために,少人数での話し合い活動で協議する時間を多くとるようにしただけでなく,話し合いの過程で具体的に話し合いの進め方を指導した。その結果,ほとんどの学生が要点を捉えて課題文を読み取ることができるようになった。「算数科教育法」では,学習指導案から授業をイメージすることに取り組んだ。自分が実践する前に指導細案の段階を体験することができたので時間の効率化を図れたと考えている。全体として,対面授業の無かった期間の課題を解決し,非対面授業で得たコンテンツを利用しながら授業目標を達成することができたと考えている。
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●2.(1)教育内容・方法の工夫
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授業形態の変化はあったが,ウェブ授業のときに使っていた資料が学習理解を助けることがわかったので,資料として配布し,学習理解を深めるようにした。ICT活用とMoodleの利用については,引き続き取り組み,資料配信,復習教材の配信など,利用できるところは利用した。Moodle no小テスト機能と課題提出機能を活用して,学生にICTの活用経験をさせることができた。対面授業ができるので,対面でのメリットを生かして,学生の理解に応じたワークや個別対応を組み込みながら全体授業を進めた,学生が授業に参加できるように細かい配慮をした。
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●3.(1)国際学会、国内学会、研究会等における発表など
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32について国際学会(web)共同発表者,
31については国内学会,発表者
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●4.学生による本学の授業評価アンケートの実施、分析、結果の活用状況
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「算数科教育法」「初等教育(算数)」でアンケートを実施している。学生から小テストの要望があるので引き続き対面授業でも毎時間小テストを実施し,インターネットの操作とパソコンの操作に慣れない学生の練習になるようにした。アンケートにより学生の課題や理解に時間がかかる学生と,授業の流れにゆとりがあると思った学生と個人差が大きいので,両者に対応する資料提示を試みてきた。アンケートの検討から,学生個人の授業中の活動中,書画カメラを使って,書き込みを見せることで,個別対応の必要な学生を含めて全体に理解を広げることが出來ることがわかった。スライドへの書き込みによる補足説明が全体の理解向上に役立ったことを実感した。
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●5.公開授業の実施状況
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前期授業「算数科教育法01」「算数科教育法02」を公開した。参観者はいなかった。
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●7.学生からの勉学(単位僅少学生への対応など)、生活、進路・就職などの相談への対応
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友達関係や進路の相談など,学生からの相談をうけて,学生と面談をしたり,保護者と電話での相談をしたりした。必要に応じて,学生相談室を紹介し,相談室の先生との連絡をとって学生を相談室に行けるようにしている。また,本学の卒業生であり,科目等履修生として教育実習に参加した学生について,在学中より配慮を要する学生であったので,4週間の実習を無事終えることができるように個別支援をした。
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●9.学生の課外活動に対する支援(本学のサークルの部長・顧問としての活動)
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特になし
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